冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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明けませんでした

嘘です。

さて。今年も冬言響は普段通りで行きますよ、ということで、格闘技の話でもひとつ。いや、なんか新しい携帯電話でワンセグが観られるそうなので、大晦日の夜にやってた Dynamite!! というやつを観てみた訳ですよ。最後にちゃんと興味持って格闘技の試合観たのってたぶん船木 VS ヒクソン戦だったと思うので昨今の事情は全く判らん訳ですが。

まあ最も特筆すべきだったのはやはり青木真也 VS 長島☆自演乙☆雄一郎だったかな、と。

長島☆自演乙の方は格闘技とはちょっとズレた方面からちょろちょろと情報入ってくるので多少は知ってたけど、青木については全く知らず。試合前の解説やらなんやらで判った範囲では、長島☆自演乙は K-1 なんかで活躍する立ち技選手で、青木は総合の選手。で、試合は 1R が立ち技、2R が総合という変則ルール。

ぱっと聞いただけなら公平に思えるかも知れないけど、1R の立ち技は肘打ちなしの K-1 に近いルールで、しかしフリーノックダウンで何度倒れても 10 カウント以内に立てば負けない。時間は 3 分。2R の総合はまあたぶん PRIDE とかみたいな良くある一般的な MMA のルールで、5 分。そのあとまた立ち技ルールになるのかというと然に非ず、2R で決着が付かなければ引き分けだそうな。

総合ルールになってしまえば明らかに立ち技の選手が不利だし、立ち技ルールもフリーノックダウンというのはこの場合意味不明なハンデでしかない気がする追記:無意味なハンデじゃないか。2R はともあれ、1R だけ見るなら立ち技の選手と総合の選手が立ち技ルールで闘うんだからこれぐらいのルール調整は別にあっても良いか。追記ここまで。青木が 1R の間は防御に徹してしのいで2R で一方的に極めて終了、という流れが予想されるいささか不公平なルールであるそうで。

しかも「防御に徹する」と言えば聞こえは良いけど実際の試合では青木は相当露骨にタックル気味のクリンチやらドロップキック(立つのに時間がかかる。その間も時計は動いてる)やらを連発して 1R 終了。

んで 2R。青木が圧倒的に有利な状況で一方的に長島☆自演乙を極めて終了か、良くてどうにか 5 分しのいで引き分けかと思われたのだけど。開始早々青木がタックルに入ったところを長島☆自演乙の膝蹴りがカウンターで入ってそのまま KO。倒れた青木は長島☆自演乙が拳槌で叩き始めたときには既に失神しててその間実に 4 秒というまさかの瞬殺劇と相成ったのでありました。

解説の魔裟斗とか須藤元気とか興奮し過ぎて何言ってるのか判らなくなってたりして。自分も 1R の 3 分間で青木が嫌いになったので長島☆自演乙の勝利に軽くテンション上がってみたりして。

グレイシー柔術が世に出て以降「相手がタックルに来たら膝蹴りで撃墜してやんよ」と口にする立ち技選手は居てもそれを実践出来る人間は決して多い訳ではなく、確実性を求めるならやはり組み技選手の方が有利な訳で、今回の膝蹴りにしても運とか偶然の要素の比重は少なくはなくて同じことまたやれって言われてやれるもんでもないのだろうけど、それを今回この試合このルールこの状況で見事に決めた長島☆自演乙は最高にカッコ良かった。

で、負けた青木のほうはネット各所で色々ボロクソに言われてる訳なのだけど、でもちょっと冷静になって観直してみれば、決して間違ったことやった訳じゃないんだよなと。ルールが不公平だつったって、どういう経緯があったにしろ(自分はそもそもこの 2 人が何故にわざわざ変則ルールまで作って闘うことになったのか知らんのだけど)双方ともこのルールを飲んでる訳なんだからとやかく言う筋合いではない。1R の青木の行動はそれ反則取ってもええんちゃうんかと思ったりもしたけどレフェリーが反則取らなかったのならそれは反則じゃない。反則取らなかったレフェリーの責任。追記:注意は取られてたぽい。追記ここまで。ルールの範囲内で確実に勝てそうな戦略を選択して、しかし相手がその上を行く結果に終わりました、と。

それにそういう結果に終わらず当初の予想通りに 1R 逃げまくって 2R を組み技で勝ったとしても何かしら言われるだろうし、このルールで青木がヒーローになろうとしたらそれこそ 1R のうちに KO 勝利するしかない訳で、それはそれでハードル高いよなと考えると一概に青木有利なルールだったと言えるのかどうかという気も。

まあ現状俺にとっての青木という選手はあの試合の 1R の 3 分が全てな訳で、感情的には「嫌い」でしかないのだけど。とりあず長島☆自演乙すげー。

あとは所英男 VS 渡辺一久。普通に最初から総合選手の所と、元ボクサーの渡辺の、普通の総合ルールの試合。所が次々と技をかけていって、普通だったらあーこれで決まりだな良い試合だった 2 人とも良く頑張った、で終わるところを渡辺が腕力とか根性とかとにかく技術とは別の要素で外して、所がまた別の技をかけて、というめまぐるしく展開するこれもまたベストバウト。最後はどうにか所が極めて勝ったのだけど、本当に良い試合だった 2 人とも良く頑張った。

面白かったのはこの 2 試合で、あとはほとんど判定決着でなんか眠くなってきて、しばらくしたら猪木がリングに上がってなにかするのかなと思ってたらなんか変なひとたちが 3 人ぐらい上がってきてgdgdしてきてまあ時間的にももう試合は無いだろうからもう良いかー、ってことで視聴終了。

とまあそんな具合の年末でございました、と。いやはや。

単車のバッテリー充電

ここ最近単車乗ってないので久しぶりに知多半島でもぐるっと回ってくるかー、と思って準備してエンジンかけようとしたのだけどなかなか掛からない。そのうちセルがキュルキュル回ってたのがギュイーンギュイーンって具合になってきた。バッテリーがヘタってるんだろうなあ、と。最近乗ってないし。

まず押しがけを試してる。でもうまくいかない。まあやったことないし。次に単車屋さんにヘルプ頼むことを考えてみるが、今日まで正月休みらしい。あとは救援ケーブルとか使って四輪車から電力分けて貰うぐらいかなー、ということで親のひとにケーブル持ってないか聞いてみたが、無さげとのこと。仕方ないので四輪車を借りてホームセンターに買いに行ってみる。単車屋さんはやってないけどホームセンターは開いてる。素敵。

で、行ってみたら救援ケーブルと一緒に充電器も置いてあった。ネットで調べたら救援ケーブル使うのはあくまで最終手段だとか書いてあったし、ちゃんと充電してやれるのならそっちのが良いのかなということでケーブル買うのはやめにして充電器の方を購入してみた。

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メルテックの SC650 というやつ。3,980 円だった。良く判んねえけど密閉型対応で急速充電と維持充電にも対応してるとかなんとか。

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帰宅して VTR のサービスマニュアル引っ張り出してきてまずバッテリーを外す。バッテリーを外すときは「ま」ず「マ」イナス、とういことでマイナス端子を外して、次にプラス端子を外す。あとはゴムバンドで固定されてるだけなのでそれも外して、バッテリーを引っ張り出す。

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ガムテープが貼られて上から「VTR」って書いてあった。単車屋さんで保管時のラベルにしてたんだと思。わざわざ剥がしたりはしなかったので型番とかまでは確認してないけど、古河電池というメーカーの製品だと思われ。

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充電器を繋ぐ。繋ぐときはプラス端子、次にマイナス端子。んで本体のセレクトダイヤルを「オートバイ」に合わせて、コンセントを繋ぐと充電開始。

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充電レベルがインジケーターで表示される。LED 4 段階と、あと「充電完了」インジケーターが別にある。繋いだ直後は「~25%」だったのが、数秒したら「~50%」になってた。

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1 時間ほどしたら「~75%」に。

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そこから「~90%」が灯くまではほんの 10 分ぐらい。

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んが、そのあと「充電完了」になるまでは 4 時間ほど掛かった。

なにはともあれ充電器から外す。最初にコンセントを抜く。んで「ま」ず「マ」イナス端子、次にプラス端子。単車のところに持っていって、一応端子をワイヤーブラシで軽く磨いて、接点復活剤も軽く吹いてみて、プラス端子、マイナス端子の順に繋ぐ。

スターターボタンを押したら、セルが元気よく周り、エンジンもばっちりかかった。やったー。

という訳で。購入からかれこれ 4 年半ほどで、これまでバッテリー関連のトラブルとか無かったのだけどそろそろ寿命が来てもおかしくない訳だし、まあしばらくは様子見。今月末にまた点検に持ってくし、そのときに軽く相談してみようか。交換てことになるとかなり無駄に金掛かりそうで嫌なのだけど。そうでなくても今回はたぶん前回棚上げにしたスプロケットだかチェンジペダルだかの辺りからオイルがにじんでる件を対処せなあかんだろうし。ううむ。

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"YOTSUBA&![9]" "JUSTICE LEAGUE HEROES"

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英訳版『よつばと!』9 巻。既刊ぶん追いついてしまった。日本語原書 10 巻が出た翌月なので、10 巻の英訳が出るのもまた似たようなタイミングになるんだろうか。

よつばがジュラルミンを買ってもらう。日本語版では周りの大人たちは「この子」とか「こいつ」とか呼んでるのだが、英語版では代名詞で呼ぶときは "SHE" だった。当然のように女の子設定らしい。ジュラルミン以外のぬいぐるみ(ジュリエッタとか)も SHE と呼ばれてたので、ぬいぐるみは特に理由が無ければ SHE っていうルールでもあるんだろうか。

焼肉屋の「はっけよーい… のこった!!」は、"PUT SOME SPIRIT INTO IT... IT AIN'T OVER YET!" ここは勢い重視の意訳してくれても良かったと思うのだけど。"ROUND ONE... FIGHT!!" とか。駄目か。

やんだとジャンボの「おまえ普段何食ってんの? こおろぎ?」「あー こおろぎって子供の頃超平気だったのに大人になるとちょっとひきますよねー」という会話が、"WHAT DO YOU USUALLY EAT? CRICKETS?" "AHH. I WAS TOTALLY FINE EATING CRICKETS AS A KID, BUT NOW THAT I'M AN ADULT, NOT SO MUCH." と。「超平気」とか「ちょっとひきますよねー」ってのは素手で触ったりとかって意味で、"EATING" とまでは言ってないと思うのだがどうか。

[Amazon]Yotsuba&!, Vol. 9: Kiyohiko Azuma: 洋書

あともうひとつ、PSP のゲームを。"JUSTICE LEAGUE HEROES"。アメコゲームですなアメコミー。タイトルを二重引用符で囲ってることから熱心な冬言響読者の諸兄なら判るだろうけど北米仕様。PSP 買ったことだしなんかアメコミゲーム無いかなと探してみたらヒットして、情報があまり多くは無いのだけどまあ評判悪くはないかなと思ったので買ってみた。

ジャスティスリーグのメンバーを操作して、なんか敵を倒すらしい。基本的にキャラクターは二人一組で行動して、1 人をプレーヤーが、もう片方を CPU が操作する。プレーヤーが操作するキャラクターはいつでも切り替え可能。CPU 操作のキャラクターも「Normal attack mode」「Defensive attack mode」「Aggressive attack mode」を、これもまたいつでも切り替え可。キャラクターのアクションは強攻撃と弱攻撃、及びそれらを組み合わせたコンボ。ガード。ジャンプ。ジャンプ中にもう一度ジャンプボタン押すと飛行など(バットマンはケープ広げて滑空。フラッシュはどうなるんだろ)。あと各キャラクター固有のアクションで、スーパーマンならヒートビジョンとかスーパーブレスとか、バットマンはバッタラン投げたりグラップル銃撃ったり。あと敵倒して得たポイントだかなんだかを割り振ってカスタマイズ出来るようなのだけどまだ良く判らん。

登場キャラクターはスーパーマン、 バットマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン(ジョン・スチュワート)、フラッシュ(ウォーリー・ウェスト)、マーシャンマンハンター、あとザターナ。アニメ版のメインメンバーからホークガール抜いてザターナを参加させた具合。うーん、グリーンランタンはハルじゃないのかー。別に良いけど。

で、最初のステージがスーパーマンとバットマンなのだけど、ここのボス? でいきなり詰んでるので他のキャラクターはまだ操作出来てないのだけど。さてさて、どうしたもんかな。カスタマイズの辺りをどうにか理解せなあかんか。

あとどうでも良いのだけど、普通和製のゲームだと何かを選択とかするとき「○」が決定で「×」がキャンセルとかだったりするのだけど、そこら辺が逆で「×」が決定、「○」がキャンセルになってる。最初ちょっと戸惑う。そもそも米国なんかだと「○」が肯定で「×」が否定って感覚事態が無いんだよね。でもセーブ画面に入るとそこは PSP 本体の管轄らしく、メッセージ日本語で決定も「○」だったりする。またちょっと戸惑う。まあすぐに慣れるけど。

[Amazon]JUSTICE LEAGUE HEROES (PSP 輸入版 北米)日本版PSP動作可: ゲーム

こんな夢観ました

なんか学生やってる。私立の高校だかなんだか? その学校がスーパーの経営もやってて、学生は割引きして貰える。放課後は皆で食材の買出し。

"MASKED RIDER"

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2011 年一発目。オークションで入手。『仮面ライダー BLACK RX』をベースにパワーレンジャー方式で制作された米国製仮面ライダーのコミカライズ。リーフ 1 冊。これ以外にあるのかどうかは知らない。

RX がベースなのでロボライダーとかバイオライダーとかにも変身する。でも中の人は南光太郎ではなく DEX STEWART という宇宙人の王子だかなんだからしい。

表紙には明らかに仮面ライダーと直接関係無さそうなひとたちが一緒に描かれてる訳なのだけど。なんでも元々の "MASKED RIDER" の TV シリーズは当初は "POWER RANGERS" とは独立した作品として始まったものの、途中から設定変更して同一世界の物語になったと。という訳でコミック内でもパワーレンジャーの面々が登場。ただし何故か "NINJA RANGERS" を名乗って普通の(ただしカラフルな)忍者の衣装を着て登場する。ぱらぱらと流し読みしただけなのでちゃんと腰をすえて読んだら理由が判るかも知れない。

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まあクライマックスシーンはこんなことになってる訳なのだが。

G'zOne TYPE-X の卓上ホルダ購入

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G'zOne TYPE-X には充電器の類が付属してなくて別売り。とりあえず W42CA に付属だったケーブルを流用して使ってたのだけど、ケーブル直挿しはパッキンで防水されてる蓋を毎回開けることになる訳で、パッキンの劣化の懸念がある。なので別売りの卓上ホルダを、最初品切れだったので取り寄せて貰うことにして、昨日ぐらいに届いた様子だったので今日買ってきた。714 円だった。

データのやりとりは赤外線なり Bluetooth なりだし、もうこれで蓋とか開ける必要が無くなったぜ。どうせだしヘッドセットとか買ってみようかな。使う機会があるのかどうか知らんが。

[Amazon]【au純正商品】Gz One TYPE-X卓上ホルダー(CAY01PUA): 家電・カメラ

Amazon.jp で検索したら取り扱ってた。最初無かったと思うんだが。つか 1,480 円てなに。

邦訳版『キック・アス』購入とか

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買おうかどうかずっと迷ってて、したらいつの間にか Amazon.jp での在庫状況が「通常 2~4 週間以内に発送します」になってて、まあ邦訳アメコミなんざ一度欠品したらそうそう再入荷しないだろうから、この状況からリアル店舗いくつか回って見つかれば買う、無ければもう買わない、ぐらいが丁度良いかなと思い、栄パルコのリブロとかナディアパークのジュンク堂書店とか見てみたのだけど無くて(未だに『ウォッチメン』はある)、ちょっと足を延ばして丸善まで行ったらあったので購入。

映画版のキックアスは概ね原作通りのデザインだけど(細かく探せば何かしら違いはあるんだろうが)、あとの「スーパーヒーロー」3 人はけっこうアレンジ入ってる様子。ヒットガールはイメージは変わらんが、原作版ビッグダディは、ヒドいな、って言っちゃアレかも知らんがヒドいな。

愛知県では今月 22 日からゴールド/シルバー劇場で公開予定。まだサイトの上映スケジュールに具体的な日程とかまでは載ってないけど、他の作品のパターンを見るに 1 週間で終わっちゃうのかな。忘れずに行かないと。

[Amazon]キック・アス (ShoPro Books): マーク・ミラー, ジョン・ロミータJr., 光岡三ツ子: 本

TRY じゃないんだよおっかさん

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英訳版 "TRIGUN #1"。無印『トライガン』の英訳版で、全 2 巻の新装版を訳したものの様子。最初の単行本は全 3 巻なのだけどその 2 巻の途中までを収録。#1 と #2 両方一緒に注文したのだけど最初両方とも「通常 2~4 週間以内に発送します」状態で、そのあと #1 だけ発送された。

この世界のひとたちって多分英語喋ってる(恒星間移民でそのあと 100 年ぐらい経ってるので相当訛ってるだろうけど)ので英訳のがしっくり来るのかなあ、と。どうだろう。

吹出しの中の台詞は当然英語になってるのだけど、書き文字が日本語のままなのが気になる。普通こーゆーのって同じような見た目になるように手書きで一つひとつ描き換えるか、脇に活字で注釈入れるかだと思うのだけど、そのテの英訳処理が一切無し。

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まあこーゆーのを処理しろって言われても困るだろうけど。向こうのひとは読んで判るんだろうか。そら大多数はズガーンドカーンドパパパパパなのだけど、笑い声とかドアの開閉音とか重要な情報もけっこうある気がするんだがなあ。

[Amazon]Trigun: Deep Space Planet Future Gun Action: Yasuhiro Nightow: 洋書

↑Amazon.jp での商品名は #1 も #2 も両方 "Trigun: Deep Space Planet Future Gun Action" になっちゃってるのがアレなのだけど、とりあえずこれが #1。

[Amazon]Trigun: Deep Space Planet Future Gun Action: Yasuhiro Nightow, Justin Burns: 洋書

↑んでこれが #2。

"GREEN LANTERN: GANTHET'S TALE"

インフルエンザやらかしました。完全にノーマークだったなあ。勤務先で既に何人かやらかしてるのでなるべく早めに復帰したいのだが、治りきってないのに無理して出て無駄にバラ撒いてもしょうがない訳で。ううむ。

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それはそれとして "GREEN LANTERN: GANTHET'S TALE"。ガーディアンズ・オブ・ユニバースの唯一の良心とか呼ばれるガンセットの登場譚。なんとなく勝手にガンセットって最初からハルの担当みたいなことしてるんじゃないかと思い込んでたのだけど、いくらかグリーンランタンとして活動したあとこの本で初対面の様子。或いはハルのほうでガーディアン個人々々の区別が付いてなかっただけな気もするが。

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朝っぱらからいきなり「地球のグリーンランタンよ、ちょっとある種族を助けるために手伝ってくれや」とハルのアパートを訪ねてくるガンセットさん。多くのスーパヒーローの例に漏れずハル・ジョーダン=グリーンランタンてのは近所のひとに秘密だっつの。あとそのネクタイください(ちなみに 1 コマごとに模様が変わる)

かつて KRONA という MALTUS 人(ガーディアンズたちオア人のルーツ)が宇宙創成以前の宇宙を観測しようとして失敗してこの宇宙に「悪」の波動が流れこんで云々というガーディアンズ・オブ・ユニバース創設に関する物語が語られたりとか。

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銀河を握りしめる巨大な手のイメージ。これアニメの "JUSTICE LEAGUE UNLIMITED" でも観たなあ。時間旅行者を追っかけて開拓時代でジョナ・ヘックスさんとかと共闘したり未来へ行ってビヨンドなバットマンとかと共闘したりする話。現代バットマンと未来ブルース・ウェインによる「悪い警官・悪い警官」尋問シーンは必見。このエピソードは "GREEN LANTERN: FIST FLIGHT" にも特典映像として収録されてて、ハル・ジョーダンがほんのちょっとだけ登場してるというだけの理由なのかと思ってたのだけど、もう少しだけグリーンランタンに関連してたのか。

まあ熱烈なガンセットファン(居るんか)ならタイトルだけでこの本は「買い」なのだろうけど自分がこれを買った理由はそこではなく。ライターが『リングワールド』なんかで有名なラリイ・ニーヴンだから。ニーヴンはこの本でハード SF 的なガジェットやストーリーラインを持ち込み、現在ではグリーンランタンの基礎設定を担う聖典となっているとかなんとか、虹裏アメコミ WIKI に書いてあった。

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表紙になにげにパペッティア人のグリーンランタンが混じってるとか。パペッティア人がグリーンランタンになれるのかは知らん。まあパレイン人がレンズマンになったりする訳だから人類視点では理解出来ない何かしらの素養があればイケるんだろ。

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SF っぽいシーン。他のグリーンランタンと宇宙空間で戦闘。普通に緑のソリッドライトを投射しても同じくソリッドライトでガードされてしまう。そこでほぼ光速に近い速度で遠ざかりながらビーム発射。すると緑の光が赤方偏移して黄色くなり、ガード不能攻撃に(グリーンランタンのパワーリングは黄色い物体には無効)。…えー。

[Amazon]Green Lantern: Ganthet's Tale: John A. Byrne: 洋書

一応 Amazon アフィリエイト貼るけど、一番安いので今日現在 2,095 円。でも自分は mycomicshop.com で 1.7 ドル + 送料 9 ドルで買った。ちなみに定価は 5.95 ドル。

"JLA: WORLD WITHOUT GROWN-UPS"

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別にインフルエンザで暇だったからという訳ではなくてですね。オークションでゲト。まあ価格的に手頃かなと思ったので落としてみたのだが Amazon.jp のマーケットプレイスとか良く見たらそれほどでもなかったかも知れない。どうしても欲しい類の本でもないし。まあ良いか。

ロビン(ティム・ドレイク/現レッドロビン)、インパルス(バート・アレン/現 4 代目フラッシュ)、スーパーボーイ(コン=エルもしくはコナー・ケント。でもこの時点では個人名はまだ無いのかな良く知らん)の三馬鹿が主役。三馬鹿て。

スーパーボーイはスーパーマンの後継者として造られたクローン。当初は完全なクローンだと思われてたのだけど、クリプトン人のクローンはちゃんと作れなかったので地球人の DNA を半分混ぜてあることが後に判明。で、その半分てのはレックス・ルーサーであることがさらに後に判明するのだけどキャラクター紹介によるとまだそこまでは判ってない時期の様子。

コスチュームは今のところこのいかにもヒーローでござい的な身体にぴったりのスーツの上からレザージャケットを羽織って側頭部から後頭部まで刈り上げのヘアスタイルにピアスにサングラスという初期バージョンと、普通のジーンズに普通の黒 T シャツ(S マークは付いてる)に角刈りのちっともヒーローぽくない現行バージョンの 2 種類。

で、自分が最初に彼の存在を知ったのは『マーベル VS DC』で、スパイダーマンの対戦相手として。向こうは向こうで『クローンサーガ』というイベントのあとで、実はこれまで活躍してたスパイダーマンはクローンであっちが本物だったんだけど本当はやっぱりクローンじゃなかったんだぜとかなんか良く判らないことになってた時期だかなんだかで、まあクローン繋がりの対戦になったんだろうあな、と。

とにかくその時点でのスーパーボーイに関する自分の印象は変な髪型の女好きキャラ。で、後に現行コスチュームのスーパーボーイを見る機会があったのだけど、どうしても自分の知ってるスーパーボーイと同一人物だとは思えず、まあきっとスーパーガールみたいに何種類か居るんだろうなと思ってたのだけど、やっぱり同一人物だったらしい。

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初期版。殴りてえ。

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現行版。黄金期のジャンプ漫画の主人公風。たぶん野球部か柔道部。

何かあったんだろうか。って、まあ色々何かあった様子なのだけど、そこら辺はまだ良く知らんので割愛。とにかく見た目から何からがらっと変わりすぎだよなあ的なキャラクター。

あとロビンとインパルスに関しても適当に語ろうかと思ったのだけどそれほど語ることも無いのでまあ良いや。そんな本を買いましたよ、と。そんだけの記事。

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殴りてえ。

[Amazon]JLA: World Without Grownups (JLA (DC Comics Unnumbered Paperback)): Todd Dezago: 洋書

アメコミとかアメコミとかアメコミとか

なんかまた無駄に間が空いてしまった。そして書くのは相変わらずアメコミの話。別に他にイベントが無い訳でもないのだけど。

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クエスチョン(初代)。本名:ヴィク・セージ。ホームタウンはハブ市。特にスーパーパワーの類は持たず、主に怪しげな拳法で闘う。外観上の特徴は人造皮膚を貼りつけたのっぺらぼうな顔で、某ニコニコ動画にうpされている "JUSTICE LEAGUE UNLIMITED" で彼が登場しているシーンの動画にはコメントでへのへのもへじが書かれてたりする。まあ最初に書いたのは俺なんだが。

元々はチャールトンコミックという会社のキャラクターで、後に DC コミックに買い取られ、クライシス後に正史世界に組み込まれる。チャールトンからの移籍組ということで即ち『ウォッチメン』のキャラクターのモデルである訳で、具体的に言うとみんな大好きロールシャッハさんのベース。性格面ではもう 1 人「Mr.A」というキャラクターの要素が大きいらしのだが良く知らん。

DC 正史世界に組み込まれてからはロールシャッハのキャラタクターから逆にフィードバックを受けてて、前述のアニメ "JUSTICE LEAGUE UNLIMITED" で準レギュラー張ってたり、『バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン』ではかなりロールシャッハっぽいモノローグ吐いてたりしてカッコイイ。そのあとボコボコにされて退場だった気がするが。

このクエスチョンに関してしばしば「『ウォッチメン』のコミックを読んだクエスチョンがロールシャッハの影響を受けて彼っぽく振舞ってみるが敵にぼこぼこにやられて最後「ロールシャッハはクソだ」と言い放つ」というエピソードが一緒に紹介されるのだが、少なくとも日本語の記事で具体的な出典元が書いてあることが無い気がしたので、どうにか調べてみた。

そのエピソードは TPB "THE QUESTION: EPITAPH FOR A HERO" に収録の "THE QUESTION #17(JUNE 1988)"。例によって何言ってるのかとか良く判らんのだが(英語だし)一度悪党を捕り逃して追っかけてく飛行機の中で "WATCHMEN" 読んでその気になって、例えば敵の隠れ家を見つけて普段だったら何か起こるまで待つところを「ロールシャッハならどうする…? 突っ込むだろ常考!」とか言って突っ込んでって返り討ちに遭ったりとかそんな具合。殴られたときに「HURM」とか言ってたりする。しかもガタガタ縁の吹出しで。最後雪山で銃突き付けられて「何か言い残すことはあるか?」「ああ。ロールシャッハはクソだ("RORSCHACH SUCKS." 最初 "RORSCHACH IS SHIT." とかで検索したけど見つからんかったぜ)」であわやというところでグリーンアローに助けられて「#18 に続く!」で終了。いや TPB にはちゃんと #18 まで収録されてるけど。

こんなエピソードがあるよ、ってのを読んだときは勝手に脳内補完してロールシャッハのマスクかぶるところまでイメージしてたのだけど、夢の中でロールシャッハ化しただけで(ただし青い)実際にはあくまでクエスチョンのままロールシャッハ的な行動を試みてみただけみたいな、そんな話。

クエスチョンも以前から興味のあったキャラクターで折を見て適当に TPB を 2、3 冊入手してみようと思ってたところだったのだけど、とりあえず興味のあるエピソードから、と。他の本も適当に買ってくつもりなんだがだいたい在庫切れなんだよなあ。

ちなみにこのヴィク・セージさん現在は癌により絶賛死亡中で、今は元ゴッサム市警のレネ・モントーヤさんが 2 代目を勤めてるそうなのだけど全く興味が無かったりする。『ウォッチメン』から興味を持ったひとも多いだろうし、BLACKEST NIGHT とかのどさくさで生き返っちゃえば良かったのに。あとアズラエルも。

[Amazon]The Question: Epitaph for a Hero: Dennis O'Neil, Denys Cowan: 洋書

次。

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上記エントリ先よりサークル「マーブル・ダイナスティ」さん制作の同人誌『マーブル・ダイナスティ・スペシャル:SOME GREEN THINGS』『マーブル・ダイナスティ・スペシャル:アラン・ムーアのトワイライト・オブ・ザ・スーパーヒーローズ』の 2 冊を購入。以前から存在は知っててどうにか入手したいもんだなあ、でもコミケに参加する気は全く無いしなあ、通販やってくれんかなあ、と悶々としてたら通販を開始されたので脊椎反射で申し込んでみた。

『SOME GREEN THINGS』はハル・ジョーダン登場から "REBIRTH" 以前ぐらいまでのグリーンランタンのコミックの歴史を紹介したまさに今の俺のためにあつらえられたような解説書。資料的価値は計り知れない。"REBIRTH" 以降の TPB も実はオークションで結構揃ってたりするので、全部読めればグリーンランタンのメインストリームの大部分を把握出来るんじゃないかしら。全部読めれば、だけど。

『トワイライト・オブ・ザ・スーパーヒーローズ』はアラン・ムーア原作によるリミテッドシリーズの、しかし諸々の事情により制作には至らなかった幻の企画書の邦訳。概要ぐらいは見かけたことがあるのだけど、渡りに船だったので一緒に申し込み。

実はこの通販と上の "THE QUESTION: EPITAPH FOR A HERO" とにちょっとした面白エピソードがあるのだがあんま言いふらすようなことでもないので自分用メモとしてひっそりと書き記してみんとす。

「アコログ」さんの通販はとりあえず 2 月末までで締切りだそうなので、興味のあるひとはお早めに、と。

あと『グリーンランタン:リバース』の邦訳も買ったのだけど無駄に長くなりそうなのでまた次に。

REVERSE じゃないよ REBIRTH だよ

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とまあそんな訳で昨日所用で名古屋出てついでに購入。邦訳『グリーンランタン:リバース』。TPB "GREEN LANTERN: REBIRTH" 全訳と、あと "GREEN LANTERN: NO FEAR" 収録の "GREEN LANTERN #1(JULY 2005)" を収録、で良いのか?

グリーンランタンのタイトルが本格的に翻訳されたのは今回が初ってことで良いんだろうか。これまでにも『バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン』とか『JLA:リバティ&ジャスティス』とかの邦訳でちょろちょろっと出てたりはしたけど。用語関連とかこれまで色々と揺れがあったのだけど、これを機に統一されるのかなー、と。

GREEN LANTERN CORPS → グリーンランタン・コァ。過去の邦訳本では「グリーンランタ・コーズ」表記が多くてネットでも優勢ぽかったのだけどそもそも corps をコーズとはせん訳で(参考:アコログ ●発音な日々。)、←この記事を読んで以降俺は主に「グリーンランタン・コー」もしくは一時的に「グリーンランタン隊」と表記したりしてたのだけど、今後は『リバース』準拠で「コァ」で行く予定。個人的には「隊」も捨てがたいんだけど。

KYLE RAYNER → カイル・レイナー。俺はずっと「カイル・ライナー」だったんで「レイナー」には些か違和感があるのだけど、まあ今後は「レイナー」で。

SOLID LIGHT → ハードライト。本文中では出てなくて解説文でのみなのだけど、これはちと納得いかん。ソリッドライトでええがん。

あとは一人称。ハルは「私」、カイルは「僕」、んでパララックスは「我」。以前に予測した通りだったのでちっと嬉しい。

オース。ていうか誓い。

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輝ける陽の下も、

漆黒の夜の闇も、

我が瞳、

悪を逃さじ。

闇の力を

崇める者よ、

畏れよ、我が光、

グリーンランタンの光を!

まあ妥当なとこかなあ(何様)。でもイベントとしての BLACKEST NIGHT とか BRIGHTEST DAY はどうすんだろ。

[Amazon]グリーンランタン:リバース: ジェフ・ジョーンズ, イーサン・ヴァン・スカイバー, 石川裕人: 本