冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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交通事故

を目撃したりしてしまった。

         ←俺
自→ ☆       
━━┓ ┏━━━━━━
  ┃↑┃
  ┃車┃

狭い道から出てきた車と自転車の出会い頭の事故というやつを、丁度単車で通りがかった俺が、自転車来てるなー、横から車来てるなー、危なくないかなー、おいおいおいー、めきょ、って具合で☆の位置で衝突するまでの一部始終を見てしまった。

脇に単車停めて降りてる間に車乗ってたひととか通りすがりのひととかが自転車のひとの所に寄ってって、それが軽く吹っ飛ばされてて車線の真ん中でそこそこ交通量もあったので俺はなんとなく交通整理の真似事。あと俺の後ろから来てた車のひとも俺と同じく降りてきて 119 番。ほどなく救急車が来てそのあと警察のひとも来て色々目撃証言。

自転車のひとは後頭部打ってたし正直最初は死んだかと思ったけど一応意識もあって大丈夫そう。その後どうなるかは知らんけど。後頭部打ってたし。

俺は今回ただの通りすがりの目撃者だったわけだけど、もし当事者だったら、例えば車を運転してたのが俺だったら、同じ事故を起こし得るか、と問われると「絶対に無い」とはちと断言出来ねぇなあと。狭い道からの出口の辺りには一時停止の標識とかがあっても良さそうな場所なのだけど無い。そのときの車も別にそんな無茶な速度ってわけではもちろんないけどかと言って最徐行というわけでもない速度ですーっと出てきてた。自転車やなんかが出て来る可能性は全く考えてなかったと思う。俺だったら? 見通しも良くないしちゃんとそれらの可能性を考えて出て来る、と今言っちゃうのは簡単だけど本当に普段からちゃんときちんとばっちり完璧に気をつけてるか? と改めて問われると、どうだろう。

まあ、気をつけよう。

『ウルヴァリン:SAMURAI』観り(劇場/字幕)

先週。

外国映画が日本要素を少しでも匂わせると「マチガッタニホンガー!マチガッタニホンガー!」と大喜びで騒ぎ出す連中が湧いてくるのが本当にうんざりでな。「間違った日本」てのは例えば『キル・ビル』で飛行機の座席に日本刀ホルダーが付いてるようなアレみたいのを言うんだよ(もちろんアレはわざとやってる)。お前は「正しい日本」とやらについてどんだけ詳しいんだよ。「ツッコミどころはたくさんでしたが楽しめました(^_^)」とか、たくさんって具体的に挙げてみろよ、どうせ観る前からその感想決まってたんだろと。

そしてなによりもニンジャアレルギーが本当に面倒くさい。「何で外人はそこまでニンジャが好きなんだ」とか、むしろお前は何でそこまでニンジャが嫌いなんだ。ミュータントがいるんだからニンジャぐらいいたって良いだろうが。だいたい戦闘が主要素のひとつであるフィクションの娯楽作品で日本が舞台なんだからニンジャはそりゃ出るだろ。出なかったら合理的な釈明を求めるわ。武器が手裏剣ではなく弓矢であるところなんか評価ポイントじゃねぇか。

言いたいこと言ったんで俺的に気になる日本描写挙げてくよー(ぇ。

懐に拳銃を建前上はバレないように持ってるぐらいならともかく。

なんかうっすらストライプ入ってたり、真田広之もグレーのオッドベスト着てたり。黒いのも礼服じゃなくて普通のスーツかも知らん。

ぐらい。かな。新幹線バトルは日本云々以前に慣性の法則がおかしいことになってる気がしないでもないのだけどどうなんだろう。風圧だけでああなるもんだろうか。

まあ面白かったすよ。

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地球一周

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購入時総走行距離 6,330 キロぐらい。

冲方丁『光圀伝』

図書館でフツーに借りられる状態なのを発見してしまったので借りてきた。まだもうしばらくは予約で埋まってるだろうと思ってたんだが。

「黄門様」で有名な水戸光圀の生涯を描いた歴史小説。とはいえ殆ど後世の創作である黄門様のイメージは殆ど無い豪放で大柄な偉丈夫であったようで。

著者の前作の『天地明察』にも登場していてまた逆にそっちの主人公である安井算哲がこっちにも登場してる。同じシーン描いてるから当然なのだけど。基本どっちも全編通じて主人公視点で描かれていて他の人物の心理描写みたいのは最低限なので併せて読むとこの時光國はこんなこと考えてたんだなーてのが読み取れておもろい。『光圀伝』を『天地明察』のスピンオフであるみたいな紹介してるのを見掛けることもあるのだけどどっちかっつーと同列の独立した物語が部分的にクロスオーバーしてるみたいな構成であるように思。

保科正之が改暦事業の責任者を選定するにあたって安井算哲の吟味を光國に依頼したことからそれぞれがそれぞれの物語に登場する訳なのだけど、『光圀伝』で描かれているその具体的なやり取りのシーンの台詞が『天地明察』のコミック版に流用されてたりする辺りもまたおもろ。

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↑『天地明察』原作にはこのやりとりは描かれていない。

著者の次作は『はなとゆめ』という清少納言の話だそうな。どうせなら『光圀伝』に登場してた誰か(山鹿素行辺りとか)を主人公にしてそんな具合でしりとりみたいにどんどん繋げていって冲方時代小説ユニバースとか構築すれば良いのに。

良いのに、て。

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↑Kindle版。上中下構成。