冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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アーサー・C・クラーク+フレデリック・ポール『最終定理』

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アーサー・C・クラーク『都市と星』

事実上不死の人々が住む永遠不変の閉鎖環境都市ダイアスパーに住む青年アルヴィンは、そんな世界に疑問を持ち、いろいろあって謎を解いたでした。

途中まで読んだところでこれ読んだことある気がするなーと思ってあとがきとか読んで確認してみたらこの 20 年ほど前に書かれたクラーク先生の長編処女作『銀河帝国の崩壊』のセルフリメイクだそうで。グレゴリイ・ベンフォードが書いた続編というか第二部との合本の『悠久の銀河帝国』を以前に読んだと思うのだけど日記書いてなかったし内容も覚えてないや。第一部しか読んでなかったかも知らん。いずれまたどっかで探して読もう。

物語はまあどうでも良いとして(ぇ)ダイアスパーの仕組みや他諸々の SF ギミックが素敵。ある意味人類の文明のひとつの最終形態。書かれたのが 1956 年なのでさすがにコンピュータ内の仮想世界って概念は無かった様子なのだけど描写を見てるとむしろその方が自然だよなって世界が描かれてる。ダイアスパーの建設者にグレッグ・イーガンとか読ませたら『ディアスポラ』で描かれてるポリスとかとしてダイアスパーを創っただろうなー、など。その場合本編の物語に支障をきたしてしまうが。

クラーク先生スゴいわ。

例によって図書館読みだったけどこれも手元に置いておこうかしらどうしよう。

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J・R・R・トールキン『指輪物語』

『ノービットの冒険』を読んでから割とすぐに Amazon マーケットプレイスで全 9 巻セットを購入してたのだけどようやく読了。高校生のフリしてた頃に一度読もうとして途中で挫折したんだよなー主に文体がツラくて。ちなみに『ニューロマンサー』も同様の理由で当時挫折してた。

感想:要点に絞って冗長な表現も削れば 2/3 から半分ぐらいの分量になるんじゃないかしら(ぉ。

『ホビットの冒険』もそのうち読もう。

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全 9 巻セット。これに『追補編』も加えた全 10 巻セットてのもあったけどマーケットプレイスでだいぶ値段が違ったのでこっちにしといた。

[Amazon]文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫) [文庫]

全 10 巻セット。

リーバイス 501 STF を洗った

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購入・ファーストウォッシュから機会さえあれば寝る間も惜しんで穿き続けて 3 週間ほど経ったのでセカンドウォッシュ。このファーストウォッシュからセカンドウォッシュの間にどれだけの期間どう穿き込むかでアタリの付き方とかが変わってくるそうな。いろいろなブログとか読んだ感じでは数ヶ月から半年ぐらいかけるひとが一番多い様子にて 3 週間てのは最低ラインぽいのだけど、まあどんなもんかなー、と。

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ヒゲ。元々一回りオーバーサイズでファーストウォッシュ後もそんなには縮まなかったので左脚側とかに下りヒゲが出てる。

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膝裏。うすぼんやり。左右似たような具合。

またしばらく穿いて洗濯したらどっかで裾上げをしてもらおう。

夢枕獏

最近、でもないかも知らんけど夢枕獏の小説をいくつか読んだのでまとめて。

『獅子の門』7 巻まで。やってることは概ね『餓狼伝』と同じなんじゃないかという気もするけど『餓狼伝』とは別ユニバースを舞台とした格闘小説。『餓狼伝』は主人公の丹波文七がいて強さは割りと強い方だけどそれより強いキャラクターも何人か居てその頂点に松尾象山とグレート巽っていう 2 人の最強が居て多分最終的には文七がそのクラスまで登ってくっていう割とよくある構図。対して『獅子の門』の方はまず主人公が経歴も性格も異なる 4 人の少年でそれぞれに格闘の世界に入っていって、彼らに関わる形で羽柴彦六と久我重明っていう対となる 2 人のやはり最強が居るのだけど、象山&巽と比べるとポジションというか視点というかが割りと主人公に近い。あんまり見ないキャラクター配置。別作品なんだから単純に比べてもアレだけど強さは象山=巽=彦六=重明 > 文七 > 『獅子』主人公 4 人、という具合だろか。

重明が板垣恵介版の『餓狼伝』にも登場してることで主に俺の中で有名。原作では萩尾流という古武術の使い手であるのに対して『餓狼伝』では「闇の空手家」とされてるのでクロスオーバーというよりもスターシステム的なアレだけど。Wikipedia によると原作が 3 巻まで出たあと間が空いてる間に板垣恵介が重明を『餓狼伝』に出してそれを気に入った夢枕獏が『獅子の門』も漫画化して欲しくなって原作 4 巻以降のイラストを板垣恵介が描くようになったそうな。後に 3 巻以前もイラスト付きで再版。

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『東天の獅子 天の巻・嘉納流柔術』全 4 巻。コンデ・コマこと前田光世の話を書くつもりでいたら前日譚だけでかなりの分量になってしまったで御座る。嘉納治五郎が天神真楊流と起倒流を学んで柔道を創始するところから後に講道館四天王と呼ばれる 4 人を始めとする武術家たちが集まってきたり警視庁武術大会があったり色々あって西郷四郎が出奔して津軽で前田栄世(後の光世)と出会うまでを描く。

基本的には様々な調査を元に史実に沿って書かれてはいるけど物語としてそれなりの創作も含まれてると思われ。作中でも時々述べられてるのだけど諸々の資料とか第二次大戦の大空襲なんかでいったん焼失してて後に関係者の記憶やなんかから再構築したものを元にしてるので、警視庁武術大会の詳細とかも資料によって食い違いがあったりするそうな。まあ司馬遼太郎の小説読んで幕末について勉強する程度には当時の武術史とかが学べると思う。

読んでる間とくに講道館四天王の脳内ビジュアルイメージが藤原芳秀・画の『コンデ・コマ』だったけどそんなに間違ってはいないと思う。

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『陰陽師』11 巻ぐらい? まで。ちょっと前に映画がテレビでやってたから、という訳ではなくもないのだけど(どっちよ)。基本一話完結で安倍晴明と源博雅がホームズとワトソンよろしく平安京で起こる様々な怪異を解決する。長編も『生成り姫』と『瀧夜叉姫』(上下巻)の 2 編があり。

「ゆこう」

「ゆこう」

そういうことになった。

[Amazon]陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫) [文庫]

501 STF 裾上げ

適当に穿いて洗濯してふんで某マックハウスにてやって貰った。

マックハウスの持ち込み裾上げルールは以下の通りだそうで、

他店でお買い上げのボトムス(ジーンズ・チノパン)の裾上げを税込¥800で承ります。
当社取扱いブランドに限ります。
当店の熟練したスタッフ(ジーンズアドバイザー)がスピーディーかつ丁寧に仕上げます。

上記以外でも店舗にて確認させて頂いた後、お断りさせて頂く場合もございます。あらかじめご了承下さい。

何年か前にヴィンテージ価格の(と称する)ジーンズを裾上げに持ち込んで想定外に短くなったので弁償しろ! みたいな詐欺があったと思うのだけどそれへの対策なんだろうなあ、など。Y! 知恵袋なんかで「持ち込みで裾上げしてもらえる店ありませんか?」な問に対して「マックハウスで 500 円でやって貰えますよ」てな回答が付いてるやりとりがいくつかあったり、あと 2009 年頃の日付のブログで「マックハウスの規則が変わって取り扱いのないブランドのものは対応して貰えなくなった…」てな記事を見つけたりもしたので、遅くともその頃に変更された様子。そーか以前は 500 円かー。ブランド制限と購入価格制限は判るんだけど受け渡しが翌日以降ってのも詐欺対策なのかな。店頭で購入したものをその場で裾上げして貰う場合はすぐ 10 分ぐらいとかでやって貰えるので、持ち込みであっても物理的には可能な筈だし。昨日持ち込んで今日受け取り。

そんなこんなでファーストウォッシュだのなんだの儀式的なことは終わったので、あとは気にせず適当に穿き込んで行くだけだぜー、と。

『ニンジャスレイヤー:ネオサイタマ炎上[2]』

ちょっと間違った日本風の未来都市を舞台に「ニンジャが出て殺す」Twitter で連載のサイバーパンク小説か何かを書籍化したもの。1 巻もちょっと前に購入してたのだけど書くの忘れてたぜ。まあ内容は Twitter アカウントとか Wiki とかを見れば良いと思う。

元はアメリカの小説でそれを有志が翻訳して Twitter で連載している、と説明されてるけど、たぶんそういう設定で展開しているだけで実際は日本人が書…おや誰か来たようだ。え、ああ、ドーモ、ええと……グワーッ!

[Amazon]ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上2 [単行本] [Amazon]ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1 [単行本]