冬言響 / 日記

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アーサー・C・クラーク『都市と星』

事実上不死の人々が住む永遠不変の閉鎖環境都市ダイアスパーに住む青年アルヴィンは、そんな世界に疑問を持ち、いろいろあって謎を解いたでした。

途中まで読んだところでこれ読んだことある気がするなーと思ってあとがきとか読んで確認してみたらこの 20 年ほど前に書かれたクラーク先生の長編処女作『銀河帝国の崩壊』のセルフリメイクだそうで。グレゴリイ・ベンフォードが書いた続編というか第二部との合本の『悠久の銀河帝国』を以前に読んだと思うのだけど日記書いてなかったし内容も覚えてないや。第一部しか読んでなかったかも知らん。いずれまたどっかで探して読もう。

物語はまあどうでも良いとして(ぇ)ダイアスパーの仕組みや他諸々の SF ギミックが素敵。ある意味人類の文明のひとつの最終形態。書かれたのが 1956 年なのでさすがにコンピュータ内の仮想世界って概念は無かった様子なのだけど描写を見てるとむしろその方が自然だよなって世界が描かれてる。ダイアスパーの建設者にグレッグ・イーガンとか読ませたら『ディアスポラ』で描かれてるポリスとかとしてダイアスパーを創っただろうなー、など。その場合本編の物語に支障をきたしてしまうが。

クラーク先生スゴいわ。

例によって図書館読みだったけどこれも手元に置いておこうかしらどうしよう。

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