冬言響 / 日記

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ハンヌ・ライアニエミ『量子怪盗』

遠未来、火星の移動都市を舞台に繰り広げられるアルセーヌ・ルパンへのオマージュが随所に散りばめられたアクション SF。一応軸は怪盗と探偵の対決だとは思うけど、どちらかというと強襲型ツンギレボクッ娘とか仮面の麗人ヴィジランテとか他にも色々女性陣が破壊の限りを尽くすのがメインな気もする。

世界観が非常に特異で初読時はあんま理解出来なかったけどもう一度読み返したときはなんぼかマシ。でもまだ良く判らんところもあるけど。仮象空間とか。三部作の一作目で続きは本国でもこれから出るところとのこと。それとは別に世界観の理解の助けになる短編とか書いてくんねーかな。レナルズの「啓示空間シリーズ」みたいに。

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