冬言響 / 日記

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『バットマン:キリングジョーク』

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Y! オークションにて 4,000 円。今年の頭に小学館から出た『完全版』ではなく、2004 年の JIVE 版のほう。定価は 3,200 円 + 税。Y! オークションで一時期 35,000 円とかで出品されてたりした(落札までされたのかは知らんが)のと比べると随分大人しくなったもんだ。それでも定価 1,890 円とかでまだまだ店頭でも買える(こないだの DC 展でも売店に置いてあった)小学館版ではなくあえてこっちを選んだのは、表題作の「キリングジョーク」以外にもアラン・ムーア原作の短編を収録した短篇集みたいな本だから。実のところ「キリングジョーク」自体にはそれほど興味は無い。読んで楽しい話でもなさそうだし。重要エピソードではあるけど。

一番興味があったのはグリーンランタンの話だったのだけど、6 頁のショートショートだった。"TALES OF GREEN LANTERN COPRS" という、"GREEN LANTERN" 誌に併載された短編シリーズなのだそうな。

宇宙最大の驚異にして謎の存在であるグリーンランタン「モゴ」についてアリシアに話して聞かせるトマー・レ。モゴを倒して名を挙げようとしていたならず者が、モゴが居ると思われる惑星を訪れてモゴを探すが見つからない。果たしてモゴの正体は…!

まあその惑星自体がモゴだったってオチなんだけど。他にも超知性を持った天然痘ウィルスであるリーズル・ポンとか、抽象数理数列のドゥクルツィ・ルルゥだとか。グリーランタンは総数約 3,600 人(当時)居る訳で、必要に応じて各作家が割と好き勝手にキャラクターを創ることが出来る。そんな素材を与えられたムーア先生が返してきた答えがこれらでした、と。

モゴもリーズル・ポンもドゥクルツィ・ルルゥもエメラルド・トワイライトを経て現役。モゴは "SINESTRO CORPS WAR" とかでも姿を見てるのだが、あとの 2 名? が以後活躍してるのかどうかは知らない。

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アリシアさん。まさかの標準制服。

他にはグリーアローの話とかスワンプシングの話とか、『スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード』にも収録された「スーパーマン アニュアル #11」とか。まあおいおいと読んでく。

[Amazon]バットマン:キリングジョーク―アラン・ムーアDCユニバース・ストーリーズ (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ): アラン・ムーア, 秋友 克也, 石川 裕人: 本

↑今回ゲトしたほう。マーケットプレイスで今現在 6,799 円からですって。

[Amazon]バットマン:キリングジョーク 完全版: アラン・ムーア(作), ブライアン・ボランド(画), 秋友克也: 本

↑今年の頭に新しく出たほう。本編が再カラーリングされてて JIVE 版とは色々印象が変わってるとか、ムーア先生の諸々の短編は収録されておらず代わりに『ブラック&ホワイト』にも収録されていた短編「罪なき市民」というのが収録されてるとかなんとか。