冬言響 / 日記

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ロバート・チャールズ・ウィルスン『時間封鎖[上]』読了

上巻読了。びっくりするぐらい面白かったのでちとメモってみんとす。

ある日突然、地球が謎の膜で包まれてしまう。外の宇宙と遮断されてしまい、さらにその時間の進み方が 1 億分の 1 になってしまう。地球で 1 年経つ間に外では 1 億年が経過してしまうように。月も星も見えないが、太陽だけはこれまで通り日没を繰り返している??ただし本物の太陽の光がそのまま来る訳ではなく(地球から見ると外では 1 億倍の速度で時間が流れているので、そのままだと太陽光とか宇宙線とかの量も 1 億倍になってしまう)、来るのは地球を包み込む謎の膜によってフィルタリングされた偽物の光。

数年単位なら特に目立った問題は無いのだけど、もう少し長めのタイムスケールで見ると少々困った事態が発生してしまう。ヒント:太陽の余命は 50 億年ぐらい。

それへの対抗手段がその 1 億倍速の世界を逆に利用するものだったり、うまくいくかなー、と思ってたら予想外の展開に流れていったり。新しい展開とか情報が次々に出てくる構成は秀逸。読んでて飽きる暇が無い。

さてさて。下巻読むぜー。

[Amazon]時間封鎖[上]