冬言響 / 日記

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銀を溶かしたりとかした

前回のシルバー/レザーコードブレスレットと話が前後してしまうのだけど。

銀というのは金属なので革なんかと違って切れ端とか削り屑とか失敗作とか不要な試作品とかをとっておいて溶かして再利用出来るわけですな。というわけでそれらを使っていくつかのものを作ってみた。

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まず最初にいくつかのてきとうな端材なんかを適当にチョコ皿に乗せてバーナーで炙って溶かして丸い塊をこさえてみて、それを金床の上で考えなしに金槌でがんがん殴ってみたところ、円盤状になった。やや歪で、適当な王様か誰かの顔の浮彫でも彫り込めば古代ギリシャとかローマとかその辺の時代の銀貨になりそうな雰囲気の物体。

それにドリルで穴を開けて別の端材で作った輪っかを通してロウ付けして紐を通したのが画像右側の物体で、ペンダントであると主張してもきっと罰は当たらないと思う。

次に作ったのが前回のブレスレットの留め具。

んで三番目が画像左側の指輪で、諸々の削り屑やなんかのほか一番最初に作った指輪 2 つも素材として鋳潰してしまいました。それらを溶かしてアケ型で細長いインゴットを作って、それをひたすら殴って細長く延ばして、これまでと同じ手順で丸めて平打リングに。幅約 5 ミリ、厚さ約 2 ミリ、サイズはゲージに通すと 24 号ぐらいなのだけど完全に円に出来てないので指に嵌めたら実質的には 25 号相当ぐらいってことで良いと思う。

これぐらいの分厚さのあるリングがかなり初期から造りたかったのだけど、その厚さの材を買おうとするとかなりの出費になるし切るのも大変そうだし粘土とかワックスとかに手を出さなならんかなーと思ってたのだが、思いの外低予算で実現出来たぜ。インゴットを殴って延ばすのは大変だし音も響くから隣近所も気にかかるところだけど。圧延ローラーとか手に入れられればも少し静かに材の再利用が出来ると思うんだが最低でも 5 万とか 6 万とかするし、その投資に見合うだけは多分使わないと思う。