冬言響 / 日記

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『マン・オブ・スティール』観り(字幕/劇場)

マブスティ。という略称を提唱しているのだがなかなか浸透しない(しねぇよ)。

ストーリー面で少々「ちょっと展開が唐突じゃね?」とか「そこはもう少し言葉で説明しても良くね?」とか「何でそこへ来たの?」とか「何でそのひとを連れてきたの?」とか思う部分が無くもないのだけど、映像面アクション面で何と言うか「凄い」の一言。『パシフィック・リム』並にというかある意味それ以上にビルとかなぎ倒したりします。巻き込まれた一般人の死傷者とか相当出てるんじゃなかろか。

設定面でいくつか原作コミックから変更されてる部分があって、目立つ要素としては各種能力のうちパワーとかスピードとか飛行とかヒートビジョンとかは原作通り黄色い太陽の光が源なのだけど視力や聴力といった超感覚の方は地球環境の大気を源としているぽい、という辺り。あとクリプトナイトはオミットぽい。

昨今のアメコミ映画はヒーローのオリジンに関しては「どうせだいたい知ってるだろ」とばかりに割とあっさり済ます傾向がある気がするけど、今作ではそれらと比べると割と丹念に描いてる。まあ前にスーパーマンのオリジン描いたのは 30 年前のクリストファー・リーブ版てことになるからハルクやパニッシャーやスパイダーマンと同じに扱っちゃあかんか。

実写のスーパーマンというと過去のクリストファー・リーブやブランドン・ラウスのイメージが強くてヘンリー・カヴィルは静止画だけ見るとそれらとは随分印象違うカンジだったけど、実際観てみるとクラーク・ケント/カル=エルとしてしっかり確立してた。スモールヴィルの実家にいるときは『ヤング・スーパーマン』のトム・ウェリングぽくもあった。

作中の小ネタとしてレックスコープのロゴが入ったタンクローリーとビル、ウェインエンタープライズのロゴが入った人工衛星を確認。他にも色々あるかも知れない。

ラストに少々衝撃的な結末。原作コミックでも重要な転機になった要素で、あ、それ今やっちゃうんだー、的な。やるなら今やらんともうやれんことだけど。

気が向いたら吹替でも観よう。