冬言響 / 日記

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『レ・ミゼラブル』観り(劇場/字幕)

なんとなく気にはなってたけどなんとなく後回しにしててでもそろそろ終わっちゃうのでようやく観り。

なんとなく気になってた割にはミュージカルだってこともあんまり意識してなくて、初っ端から歌い出したところから「ああ、そういえばミュージカルなんだっけ。うーん、どんなもんかな」とか思ったりもしたけどすぐに引きこまれた。キャラクターがどんな人物なのか歌詞で説明しちゃうから判りやすかったりもするし。追手から逃げててなるべく気配消してなきゃならない状況でいきなり大声で歌い出すのはどうかと思うが。ラストの「お迎え」が来る辺りとかその後とか映画的なエフェクトとかは無しで「ああ、舞台劇だ」って感じで大変よろしかったと思うます。

『ああ無情』の邦題でも知られる原作小説(この映画の原作はミュージカルで小説はそのまた原作って位置づけらしいけど)については「ジャン・ヴァルジャンという名の主人公がパンを盗んで捕まってその後脱走を繰り返してどんどん刑期が延びる」ということぐらいしか知らなくて脱走と逮捕を繰返してどんどんドン底に堕ちていってああ無情、ってそんな話だと思ってたのだけど(酷いな)そこら辺は本筋じゃないのね。そのあとどう生きるようになったかという。フランス革命やらなんやらも扱ってるので観るにあたってそこら辺の知識がちゃんとあるとさらに良いのかなあ、など。

歌詞の一部で「It'll come, it'll come, it'll come.」ってところの字幕が「いつか いつか いつか」ってなっててなんか空耳みたいだなあ、などと思ったりもしたのだけど日本語版の舞台の歌詞そのままだそうで。DVD 出たら吹替でも観てみたい。