冬言響 / 日記

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村上春樹『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』

読んだ。昔友人に借りて読んだことあるけど「世界の終り」パートと「ハードボイルドワンダーランド」パートの 2 つが交互に語られるってこと以外実際のストーリーはほとんど憶えてなかったので面白く読めました。「世界の終り」パートが『灰羽連盟』の元ネタになってるのは有名な話だけど初めて読んで観たとき(どっちが先だったかは忘れた)に感じたほどには似てる印象は無かったな。何でだろ。

Wikipedia 見たら「ハードボイルドワンダーランド」パートについて 近未来と思われる世界で って書いてあったけどそうなのかしら。そら「計算士」とか「記号士」とかの架空のテクノロジーや職業が存在してるけどどっちかっていうとそういうちょっとしたファンタジー要素を持った現在(執筆当時の)が舞台ってことで良いと思うのだけど。

これまで読んだ他の村上作品と比べて割とちゃんとしたストーリーもあるし(暴言か)一応今のところ一番好きな作品。

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あとついでに洋題は(あったとして)どうなるのか気になって、「World's End and Hard-Boiled Wonderland.」かしら、いや、「End of the World and?」かな? などと予測を立ててから確認したら普通に英訳されててタイトルは「Hard-Boiled Wonderland and the End of the World.」だった。何故逆。そして Amazon.jp で検索したら Kindle 版があることが判明。どうしよう、読んでみようかしら。ちょっと迷い中。

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