冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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日本語版『アンカル』

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出ることは知ってて、でもなんとなく年明けてからだと思い込んでて、したら既に出てて、Amazon.jp で買うかどうか少し悩んでたら、自分勤務先に置いてあったので買ってきた。

バンドデシネの巨匠メビウスの幻の長編。全 6 巻のうち 1 巻だけが昔邦訳されてそのまま放ったらかしになってたのが、この度ついに完訳されました、と。全 6 巻といっても向こうの本はもともと薄いので全部まとめても 300 頁ちょっと。日本人的感覚ならこのサイズの本ならこんなもんかな、ぐらいの厚さ。

例えば日本の漫画は雑誌に掲載されてあとで単行本にまとめられる。アメコミは個別にリーフの形式で出版されてあとから TPB とかにまとめられたりまとめられなかったりする。で、バンドデシネはどうかというといきなり単行本の形式で出ることが多いらしい。んで薄め。こないだ買った "ARZACH" も 50 頁ちょいだったし。代わりに色々装幀に凝るとか。ハードカバーだったり。中身も凝りに凝るので出版ペースも長め。全体的に芸術指向な訳ですな。なんか本を贈りあったりする文化があるからとかなんとかそんな話を聞いたことがある気もする。この段落全体的に聞きかじりの知識で知ったかぶって書いてるのであんま参考にしないで下さい。

帯で大友克洋と松本大洋がこれでもかこれでもかえいえいえいってな勢いで褒めちぎりまくってるのだけど、実は "ARZACH" を見た限りでは現状自分的にはそれほどでもって具合。コミックより一枚絵のが好きかな。

とりあえず『アンカル』読む。

[Amazon]L'INCAL アンカル (ShoPro Books): アレハンドロ・ホドロフスキー, メビウス: 本