冬言響 / 日記

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秋田禎信『秋田禎信 BOX』1 巻「魔術士オーフェンはぐれ旅」読了

そいえば買ったよって書いてなかったなー。まあフツーに発売日に Amazon から届きました。富士見書房の企画から生まれた『魔術士オーフェンはぐれ旅』の後日談??が、企画自体がポシャったために一度はお蔵入りの憂き目にあったのが、いろいろあって作者曰く 常軌を逸した書下ろし を加えて完全限定生産の BOX で発売と相成りましたよ、と。

で、オーフェン。一度企画がポシャった後作者サイトの日記で連載されてた本編 1 年後設定の話と、さらに 20 年後設定の書下ろしが 2 本。が、まあなんというか非常に濃い。もともと本編が終わった後で作品として書き下ろす予定は無くても設定としては物語が存在していたそうで、その最後のエピソードをぽんぽんと出してきた感じ。作中時間で過去 20 年間に渡って繰り広げられてきた物語が想像は出来る。

全部書いたらそれこそ文庫本あと 20 冊ぐらい出るよなー。読みたいなあ。でも作者本人はたぶん書く気無い様子。アレかなあ。何かすごい権力とか手に入れて各方面に手を回して「オーフェン」以外の仕事が出来ないようにして過去の印税とかも入らないようにしちゃって、あとついでに一発か二発詐欺被害でも遭ったら書いてくれるだろうか。ってそんな状況で仕方なく書かれたような本とか読みたくないけど。

あんなキャラクターがこんなことになってたりそんな事実が判明したり色々と。ラッツベイン嬢の母親が確定しちゃったのはちょっと。最後まで謎でいて欲しかった気がする。ここは笑うところか、と一度読み流したあとで後から考えたら実はかなり重要な事実なんじゃないか、ってことはあいつはあれだった訳? とか。でもキースはキースなんだと思う。すっげー赤い。

2 巻は「エンジェルハウリング」で 3 巻は「未収録短編集」とのこと。しかし『エンジェルハウリング』は既刊ぶん全部は読んでないんだよなー多分。本棚見たら 3 冊ほどあったけど内容は全く覚えてない。とりあえず短編集から読むか。

[Amazon]秋田禎信 BOX

7,000 円は微妙に痛かった。ここ最近はアメコミをやたらと Amazon マーケットプレイスとか Yahoo! オークションとかで買い漁ってたのでクレジットの払いが微妙に酷いことに。貯金とかはどうにかいつも通りちゃんと出来てるけど。