冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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(無題)

『ラストサムライ』をここ数日繰り返し観たりしてるのだけど, ああ結構おもしろいじゃん, と思うようになってきてみたり. 別にレンタルやらで観もせずに ¥3,980(だっけ?)で買っちゃったからって無理に面白いと思いこもうとしてる訳じゃない(と思う)けど, まあそれはそれで構わんかな, とも. 基本的に映画はなるべく楽しむ事を意識して観るようにしてるので. どんな映画観ても批判しか出さずに通ぶってるような人にはなりたくない. もちろん実際には本当に面白くない映画も存在するだろうから公平な批評家にはなれないという点ではどっちの観方も大差ないのだけどまあどうでも良いやね. 批評家じゃないし別に. むしろどんな映画でも良いトコ探して他人に勧めるのが仕事みたいなモンだし.

だからという訳でもないけど先日の『バレットモンク』に関して軽くフォローなどすると, 「坊主が二挺拳銃を撃って撃って撃ちまくってどさくさに紛れてガン=カタもどきなど披露したりして挙げ句の果てにスローモーションで横っ跳びして最後にはハトが飛ぶ映画」だと勝手に思いこんでたのはこっちな訳で, もちろんそう思っても仕方ないような宣伝の仕方してたようにも思うけどそーゆーのはよくあるハナシだし(ガン=カタに関してはこの映画の存在を最初に知ったのが 2ch の『リベリオン』スレだったからでこの点だけは俺の思い込み 100%), ともかくそんな先入観があったために「期待はずれだ」的な事書いたのだけど, それを抜きにして単純にアクションものとして観るならばそう悪くはないし, 「悟り」に関していろいろ語ってるあたりもプラスアルファとしてはアリなのでは, とか. オススメって程でも無いけど, 前述の自分と同じような先入観持ってる人はそれを忘れたうえで, 且つアクション好きならとりあえず観てみて良いんではない? ぐらいの. ジョン・ウーとかチョウ・ユンファとかもこの際忘れる方向で. とかなんとか.

あとついでにあんま関係無いけどもう一つ. 『ラストサムライ』公開時に良く言われた事として「明治時代に鎧武者が馬で爆進なんて戦争はあり得ない. 時代考証が間違っとる」てな批判(で, だいたいその後に「でもそれはそれとして面白いから良いじゃん」的なフォローが入る)てなものがあったのだけど, ちゃんとストーリー追って観てればそもそもそんなトンチキな批評(フォローも含めて)なんか出ないと思うのだけどどうなんだ. 彼らがそういったスタイルを貫いてるのにはそれなりの理由がある訳で, またそれもちゃんと描かれてるし. 政府側が同じレベルで応戦してたらまたアレだけど. そこら辺がもう気になって気になって. ううむ.