冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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7 日目:寝台車→ベルリン

07:00 起床。同室のフランス人だかドイツ人だかはまだ寝てるのでおとなしくぼんやりしてる。08:00 ごろ朝食。飛行機の機内食のような(ていうかまあ機内食そのものな訳だが)箱に入ったパンとかパック入りオレンジジュースと、コーヒー。ソーセージが付いてるって情報もあったのだけど無かった。まあフツー。

08:26 BELRIN HAUPTBAHNHOF 到着。ベルリン中央駅。到着のアナウンスは無し。降りる。

そのまま直接ホテルの向かうと早く着きすぎてしまいそうなので駅の周囲をウロついてみる。が、見事に何もない。工事中ばっか。中央駅は 2006 年ごろに出来たばっかの立派な建物なのだが、なんか田舎のイオンのような佇まい。中にいろいろ店が入っててそっちのがずっと充実してる。

しばらくしてホテルに向かう。最寄り駅まで近郊列車 S-バーンで。切符は買わない。俺のユーレイルグローバルパスが火を吹くぜ! 改札とか無くて列車には勝手に乗り降り出来て、でもたまに抜き打ちのチェックがあってそのときに有効な切符もってないと罰金(40 ユーロとか)取られるそうな。

列車から見える外の風景は、ちょっと曇りがちな天気なのもあるけど、なんかこう色彩に欠けるというか、落書きだらけの古びた味気の無い建物ばっかりというか、ザ・共産圏って感じというか。「これがベルリンなのか。しけた都市だなあ」という印象。パリの建物はどれもやたらと立派でぱっと見では寺院なのかマンションなのかデパートなのか判りにくかったのだけど、それと比べるとまあ判りやすい街並みではある。ミュンヘンとかフランクフルトとか行けば良かったかなー。でもあっち方面だとホテル高かったんだよなあ。ううむ。

一度乗り換えて目的の駅に着いてから、ホテルまで歩く。ほとんど一本道で迷いはしないのだけど遠い。スイッチバッグを最初は地面転がしてたのだけど、あんまり舗装がなめらかじゃなくて中のノート PC が心配になったので途中でショルダーストラップ出して背負う。

30 分ぐらい歩いてようやくホテル到着。11:30 ちょっと過ぎぐらいでちょっと早いかとは思ったけど、疲れてたしまだ駄目だって言われたらロビーで待たせてもらうぐらいの気持ちでレセプションに行くと、無事チェックイン出来た。ノート PC の画面でバウチャー見せたら印刷したものが無いとちょっと困るようだったので一時的に Wi-Fi 接続させて貰ってメールで送信。んでチェックインして改めて Wi-Fi 接続申し込み。4 日間常時繋ぎっぱなしで 15 ユーロ。話に聞いてたより安かったぜ。2 時間とか 24 時間とか、また繋いでない間のカウントがされるとかされないとか、いくつかコースがある様子。96 時間ずっとホテルでネットやってるわけじゃないので例えば累計 48 時間ぐらいで充分だったのかも知らんが良く判らんので常に繋ぎっぱなしで頼んでおいた。

例によって部屋までは自分で。でも今回のホテルはやたらと立派。ロンドンのはビジネスホテルって感じでパリのは個人経営風の良く言えばアットホームなホテルだったのだけど、今回のはなんか本当に 4 泊 16,800 円で良かったのかしら、実は見間違えてて 168,000 円だったりしてないかしら、みたいな。さすがにそれはオーバーだけど。荷物運んでくれなかったし。

まだ昼間だけど周りには何もないし駅までまた歩くのもしんどいしバスはあるけどユーレイルパス使えないし今日は大人しく引きこもる。ネット関連チェックしたりいろいろうだうだやったあと、18:00 ごろホテル内のレストランで夕食。これもまた立派なレストランで、ブーツにジーンズに T シャツに一応ジャケット(出発前ふと思いついて古着屋で 1,200 円で買ってきた)という恰好で良かったのかどうか。まあジャケット持ってきてなかったらちょっと自分から遠慮してたかなぐらいの。適当に肉喰ってワイン飲む。19.5 ユーロ。ロンドンのハロッズのレストランだかフードコートだかなところで似たようなもの喰ったときは 39 ポンドだったのに。

街はしけてるけどホテルやレストランは払った値段よりずっと立派なので差し引きそこそこ満足かなという具合のベルリン 1 日目。しかし 4 泊もとっちゃってどうすんだ的な。まあいろいろ見るべきものがあることを願おう。出来て間もない中央駅より東西統一前の西側の中心だったツォー駅周辺とかのがにぎやかだって言うし。