冬言響 / 日記

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またまた変な時計買った(COGU CRAZY WATCH)

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某ハードオフのジャンクコーナーで 3,150 円。COGU というメーカーの CRAZY WATCH、という名前だと思う。もちろん機械式自動巻き。

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文字盤。お気づきであろうか、1?12 の数字が順番通りに並んでいない。最初はただ単に数字の配置が狂っててパッと見判りにくいってだけの時計だと思って、まあそれでも充分ネタになるだろうしそんで自動巻きで 3,150 円なら「買い」だろうと思って買ったのだけど、そのあと時刻合わせしててもう少し狂ったシロモノであることが発覚した。

この画像だと時針が普通の時計なら「11 時」の位置にあるのだけどそこにある数字は「9 時」。んで分針は「3 時」ちょっと手前辺り、まあ分針なんで「14 分ぐらい」の位置にある。これで一応「9 時 14 分」を表す。この状態からあと 46 分ぐらい経つと何が起こるかというと、時針が右下の方の「10 時」の位置までいっきに飛ぶ。

ちょっと動画撮って Youtube にあげてみた。「12 時 59 分」から「1 時」になる瞬間。

携帯電話で撮った動画なうえになんかラジオの音とか入ってるけど気にするな。つか動きが無駄に機敏過ぎるな。肉眼で見てもだいたいこんな具合。

こんな具合で時針が 1 時間ごとにばひゅばひゅ飛ぶ。普通の時計なら例えば「9 時 30 分」のとき時針は「9 時」と「10 時」の間ぐらいに居るのだけど、この時計の場合はそうもいかないのでずっと「9 時」の位置に居続ける。「10 時」になったらいっきにその位置まで飛ぶ。ある意味デジタルな動き。なので分針が「0 分」と思える位置に居る場合、例えば上の動画の開始時の状況のとき、まだ「12 時 0 分」なのか、もう「12 時 59 分」になっていて数秒後には時針が「1 時」の位置まで飛ぶのか、慣れないと判断が付きにくい。

秒針は無い。

ケースの造りはいささか安っぽい。裏蓋はスクリューバックではなくネジで止めてある。3 気圧防水とか書いてあるけどどれだけあてになるのか。

検索してみたところ COGU というメーカーの CRAZY WATCH という名前で同じ配置の文字盤の時計はいくつかヒットするのだけど、これと全く同じ形のものは見つからなかった。見つかったのはどれもこれよりもう少し凝ったデザインばかり。なんだろう、試作品的なアレとかなんだろうか。良く判らん。

[Amazon][コグ] COGU メンズ 腕時計 ジャンピングアワー 自動巻き 裏蓋 スケルトン JH4M-BKC [正規輸入品]

とりあえず Amazon で見つかったやつを適当に貼ってみんとす。

うむ、なかなか妙ちきりんなものを手に入れたぜ。

追記。どうもこの仕様のことを「クレイジーアワー」とか呼ぶそうで、んでフランク・ミューラーが発祥? らしい。

追記 2。発祥、とかいうとちょっと違うな。とにかくフランク・ミューラーの製品でクレイジーアワーズというのがあって、それは普通に買ってウン百万円、メンテナンスにもウン十万円とか掛かるシロモノ。COGU のこの時計はそれをパクったもので、他にもいくつかのメーカーが同じようなものを出してる。

ウン百万円のオリジナルと同等の機能を持ったものを実売 1 万円程度で作れちゃうってのはそれはそれで特筆事項だと思うのだがどんなカラクリなんだろう。他社の同様の時計の注意書きによると精度はあんま高いもんじゃないし時針が動くタイミングも前後 3 分ぐらいのズレは許容してくれ、ぐらいらしいが。うーむ。