冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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俺外人なう

という訳で今トロントです。以下、無駄に長いので久しぶりに「続きを読む」を使ってみんとす。

日本時間 14 日 09:00 ごろ中部国際空港に到着。ANA のチェックインカウンターで荷物を預ける。一度成田で乗り換える訳なのだけど荷物はそのまま自動でトロントまで運んでくれるので手続きなど不要とのこと。時間まで空港内をウロついて時間をつぶす。

12:45 まだ時間はあるけど他にすることもないので保安検査。ノート PC とか諸々の金属製品はあらかじめ出してトレイに載せる。ブーツにも鉄板が入ってるので脱いでスリッパを借りて、金属探知ゲート。なにごともなく通過。もうしばらく待って、飛行機へ。成田まではプロペラ機。小っちゃい。客席は 4 列。せまい。

救命胴衣の使い方やらなんやらの説明を受けて、離陸。実は人生初飛行機。飛び立つとき、なんかこう絶叫マシン系のアレみたいな内蔵が引っ張られるような感覚が。怖ぇー。つか飛行機って本当に飛ぶんだなあ。飛んでる間ずっと「自分が乗ってる乗り物が上から吊り下げられてて、なんかの弾みでそれが外れたりしたら落ちる」という感覚が。「それ自体が飛んでる」ってことがどうしても実感出来ない。

1 時間ほどで成田へ。飛行機から降りて、そのまま空港から出るひとと他の飛行機に乗り換えるひととで順路が分かれてて、当然乗り換えの方へ。出国手続き。また金属ゲートとか通る。予めブーツ脱いどいた方が良いな。

トロント行きの飛行機はゲート 42 から。良いね、42。

待ってるとき、財布とか出したりしまったりしてたらレシート的な何かを落としたようで、それを見た外人から「You dropped somthing.」とか教えてもらった。ちゃんと「Thank you.」って言えた。エラいぞ俺。

17:00 搭乗。せまい。12 時間耐えられるのか不安になる。ちなみに乗るときまずビジネスクラスのエリアを通りすぎてからエコノミークラスのエリアに入るので、狭さが引き立つ。

エアカナダの飛行機なので乗務員とか周囲の注意書きとか全部英語/フランス語仕様。アナウンスとかも全部英語だったらどうしようと思ってたのだが、ちゃんと英語→フランス語→日本語と 3 ヶ国語で順番にやってくれた。ちなみに乗務員全 13 人中日本語可のひとが 5 人居るとかなんとか。

17:40 離陸。やっぱり怖ぇー。

前の席の背にモニタがあって映画とか観られる。そんなに多くはないけど。ざっとチェックしたところ、殆どが英語/フランス語。で、たまにドイツ語とかスペイン語とかも入ってて、何故か "IRONMAN2" だけ(かどうかは知らんが)は日本語もあった。あとハリウッド系の大型作品に混じって "SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD" があったりした。"RED" もあって観てないので観ようかと思ったけどやはり英語音声のみはキツいので中止。英語でも良いからせめて字幕も出れば。とりあえず "MATRIX" 観てそのあと "SCOTT PILGRIM" 観た。ちなみに映画を観ようとするとその前に CM 的なものが流れて、しかもそれやってる間は中止も出来ない。ウゼえ。

入国カードが配られるので『地球の歩き方』を見ながら記入。なお筆記具は配られなかった。各自用意してるか、無ければ空港で書けば良いてことなのだろうか。隣に座った外人(カナダ人かどうかは判らん)に貸してくれと頼まれたので貸す。向こうはジェスチャーだけだったけど渡すときに「Use it.」と言ってみた。エラいぞ俺。でも「Use this.」で良かった気もしてきた。

食事は夕食的な時間帯に夕食的なものと深夜的な時間帯に夜食的なものと早朝的な時間帯に朝食的なもの。夜食は寝てて喰い損ねた。カップヌードルだったけど。夕食は「Beaf or chicken?」と聞かれて、想定内の質問だったので「Beaf!」と即答だったのだけど、朝食は「Rice or ****?」と、片方が聞き取れず、でもまあ米なら良いかと「Rice」と答えたらお粥的なものが来た。なおもう片方はオムレツだったらしい。

日本時間で 29:00 ごろ着陸。耐えられたぜ。トイレも行かなかった。窓際の席なので行くとしたら随分面倒だなと思ってたけど。

空港入って入国審査。入国カードとパスポート見せて、お決まりの質問。「Why **** ****?」「…は?」「...Why are you visit **** ****?」「あ、Sightseeing.」「OK.」。荷物を受け取る。せっかくスコット・ピルグリムのステッカー貼ったのに裏側で出てきた。

んで両替所があったので両替。あんまレートのこととか気にしないで来てしまい、けっこうまとまった金額を両替してしまったのだが、あとでちゃんと確認したらヒドいな空港の両替所のレートは。交通費やらなんやらで最低限の金額を両替したら残りは街でレート良いところを探すか、全部クレジットカードで通した方が良いな。というようなことを改めて見てみたらけっこうあちこちで書いてあったのにちゃんと読んでなかった俺▲。具体的に何円を両替して何ドルになってしまったのかは秘密だ! 恥ずかしいからな! ていうか今かなりマジでヘコんでたりする訳ですが。

トロント・ピアソン国際空港の一番下の階でバスに乗る。出口のところに券売機があるので 3 ドルのチケットを買って、市バス #192 Airport Rocket に乗って地下鉄 Bloor-Danfoth 線の Kipling 駅へ。トロントの市バスと地下鉄とストリートカーは Toront Transit Commission というところが運営していて、相互にそのまま乗り換えが出来る。バスは地下鉄駅の敷地内のバスしか入れないところで停まるので、そのまま地下鉄のホームへ。

Bloor-Yonge 駅で降りて、ホテルへ。途中道が良く判らなかったのでその辺のひとに聞きつつ(予約表の住所のところを見せながら「I want to go to here.」と言う)、暗くなるかならないかの時間帯にようやく到着。

移動は公共交通機関だったし飲食店とかにも入ってないので、いよいよ我々日本人にとっては未知の領域であるあの伝説の「チップ」を払う機会が訪れるかと思いつつチェックインしたら、クレジットカードの確認やらネットの使い方の説明を受けたあと、カードキーを渡されて、「じゃ、811 合室だから!」と。カラオケか。荷物も自分で持って行けってか。いや別に全然構わないのだけどちょっと肩透かし。まあネットが使えることのみを条件に一番安いホテルを選んだので、日本で言うビジネスホテルみたいなところなのかねここは。それでも部屋はそうとう広いけど。なんかダブルベッドが 2 つあるし。んで枕が 8 つあるし。どうしろと。

とりあえずシャワーだけ浴びて、下着と T シャツ替えて、夕食を摂りに街へ出る。書店とか覗いて、「すげー、アメコミ原書が棚 4 つぶんぐらいある! って、当たり前じゃーん!」とか無言で一人芝居しつつ、やたらと和食屋さんが目に付くので適当な店に突入してみる。こう、バイキングじゃないのだけど定額で好きなだけオーダーして喰えるってのをやってる時間帯だったのでそれで寿司とか天ぷらとか。まあフツーだったんじゃないでしょうか。定番のカリフォルニアロールがメニューに入ってたけど喰わず。喰ってみてれば良かったかな。

さりげなく周りの客の動きを観察しつつ適当に喰って、会計。席に座ったままウェイトレスのひとに「Check please.」と言って会計用紙を持ってきてもらい、クレジットカードを渡す。またカードを持ってどっか行って戻って来て、サインを求められる。このときチップの欄があるのでそこにも金額を書きこんで、或いはそこはゼロとかにしといてコインを置いていっても良いのかな、カードと自分の控えを受け取って店を立ち去る、と。いや不安だったんでサインしたレシート見せて「So, can I go home?」と訊いてみたけど。「Go home」は違う気もしてきたけど。

で、帰ってきて現在この日記を書き中。カナダ時間で 3 月 14 日の 23:00 過ぎぐらいですな。とりあえず現時点では異国の地だからってどってことないなってのと、両替の件でヘコみ気味。さてさて、明日はどこへ行こうかなー、と。