アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。
もう一つ届くのを待ってるのがあるのだけどなかなか届かないので先に書いちゃう。まあ別に俺の日記なんだから一冊買う毎に勝手に書けば良いんだろうけど。
無駄に長いヨー。
下段右。オノ・ナツメ『さらい屋五葉[7]』と弐瓶勉『シドニアの騎士[2]』。『五葉』はなにやらアニメ化だそうで。『シドニア』は正直もう買わなくて良いかなあ。
なんか日本の漫画買うの久しぶり。勿論残りはアメコミなのだけど。
下段中央。『BATMAN: SWORD OF AZRAEL』。あずにゃんこと復讐の天使アズラエル、後に 2 代目バットマンを務めることにもなる彼の登場篇。本名:ジャン=ポール・ヴァレー。ゴッサムシティ在住のコンピュータを学ぶ学生だったのだけど、実は聖デュマス騎士団という組織に代々使える暗殺者の一族の末裔。先代のアズラエルだった父親がなんとかいうギャング? の暗殺に失敗して返り討ちに遭い、彼が任務を引き継ぐことになる。
特に日常的に訓練とかしていた訳ではないのだけど生まれたときから "システム" という催眠学習的なものを仕込まれていたので割と短期間でヒーローにクラスチェンジ。ヒーローというかパニッシャーみたいなブッ殺し系クライムファイター。元来は気弱な青年だったのだけどコスチュームを身につけてアズラエルモードに入るとすごい勢いで目の前の敵を殺しまくる。
一応タイトルは『BATMAN』と入ってるのだけどブルース・ウェインは中盤辺りで敵に捕まっちゃって、アズラエルとアルフレッドと、NOMOZ という代々のアズラエルの教育係? 的なひとがパーティーを組んでブルースを救出すると共に件のギャングをやっつけて、その過程でジャンが "システム" との決別を果たす? 果たしてはいないのか? まあそんな具合の話。良く判んね。
ジャン=ポール・ヴァレー。父親の死後、呼ばれるままに雪山にあるアズラエルの訓練所? 的な場所に行って、いきなり訳も判らず殴られたりするの巻。この辺のシークエンスって映画の『バットマン・ビギンズ』でブルースがラーズ・アル・グールの要塞に行っていきなり殴られる辺りを思い出すのだが元ネタだったりするんだろうか。関係無いか。で、このロンゲで眼鏡で体格も並の蜘蛛に噛まれる前のピーター・パーカーみたいなジャンが、何年か後 2 代目バットマンになる頃には
こうなっている、と。いずれブルースが負傷してアズラエルがバットマンになる辺りの話、たぶん『KNIGHT FALL』とかそんなタイトルの TPB を買えば良いと思うのだけど、読んでみよう。
ちなみに買ったのは日本の Amazon.co.jp ではなく米国の Amazon.com のしかもマーケットプレイス。本体が 13.61 ドルだったのだけど送料に 12.49 ドルかかってるとゆー。でも Amazon.co.jp からだと一番安いのでも 4,000 円とかだったのでこっちのが安かったと言えば安かった。ううむ。注文したのが 2 月 3 日で届いたのは 23 日。なお同時期に別の業者からも別の本を 1 冊注文したのだがこっちはまだ届いてない。発送はされてるそうだが。まだかなー。ぶっちゃけそっちのが先に届いて欲しかったんだが。
下段左。『DC/MARVEL: CROSSOVER CLASSICS IV』。DC とマーベルのクロスオーバーを集めた短編集。なんでいきなり『IV』なのかというと、これには『DC vs マーベル』のプロローグにあたる『GREEN LANTERN/SILVER SURFER: UNHOLY ALLIANCES』が収録されてるから。ずっと迷ってたのだけどおもむろに買ってみた。Amazon.co.jp から新品 1,618 円。
DC とマーベル(に限らず)のインターカンパニークロスオーバーというのはこれ以前からも結構あって手元にもいくつかあるのだけど、この『UNHOLY ALLIANCE』及び『DC vs マーベル』は他と違う特徴がある。というのも本来 DC とマーベル、或いはイメージコミックやダークホースコミックの世界というのは別々の世界で関連性は無く、例えばバットマンとスパイダーマンが出会うということは通常ならありえない。クロスオーバーさせるにあたってそこら辺をどう処理しているのかというと、特別なことは何もしてなくて、その話に限って元々彼らは同じ世界に住んでるものとして扱ってしまっている。バットマンがニューヨークまで行けば、そこには当然のようにスパイダーマンやスポーンが居たりする。
だからその話の内容は「正史世界」には組み込まれていない。「今現在」のブルース・ウェインのところに行って(まだ死んでるんだっけ? もう生き返った?)「スポーンって知ってる? 会ったことあるっしょ?」って聞いてもたぶん「知らん」もしくは「コミックのキャラクターだろう」とかいう答えが返ってくる。と思う。クロスオーバー同士の繋がりというのも作品毎に異なるようで、『BATMAN/PUNISHER』と『PUNISHER/BATMAN』、或いは『BATMAN/SPIDER-MAN』と『BATMAN & SPIDER-MAN』は物語的に繋がってるけど『SPAWN/BATMAN』と『BATMAN/SPAWN』は繋がっていない。『SPAWN/BATMAN』の方は『SPAWN』本編とリンクしてるんだっけ? ここら辺も良くは知らん。
対して『UNHOLY ALLIANCES』はまず DC ユニバースとマーベルユニバースを別々の宇宙として扱っていて、そこにサノスがグリーンランタンの力を欲したという外的な要因でもって繋がりが生じたものとしている。後に『DC vs マーベル』を経て 2 つの宇宙は融合("アマルガム")してから元に戻るのだけど、だからそこら辺のエピソードが正史世界で実際にあったものとして扱っても問題は無い(実際にそう扱われてるのかどうかは知らんが)。
とにかくそんな訳でこの『GREEN LANTERN/SILVER SURFER: UNHOLY ALLIANCES』は他のクロスオーバーとは少々扱いが異なりますよ、ということでこれが収録されている『IV』をいきなり購入した訳で、以前の 3 冊を買うかどうかもまた別、と。
で。話の内容としては前述したようにマーベルユニバースのサノス(このひとについて俺は良く知らんのだが)がなんかすごい兵器を開発したのだけど、それを完成させるためには DC ユニバースのグリーンランタンのパワーが必要なのでなんか 2 つの宇宙の間に通路を作ってそれを手に入れようとして、いろいろあってシルバーサーファーと 5 代目グリーン・ランタンのカイル・ライナーが協力してそれを阻止してめでたしめでたし、と思いきやシルバーサーファーの「俺らはまた会う気がするよ!」という言葉の通りどこかの都市の路地に打ち捨てられた段ボール箱がおもむろに光を放って、後は『DC vs マーベル』に続くよ、という具合。
登場キャラクターは、まず中心となるのがカイル・ライナーとシルバーサーファー。んで元凶のサノス。あとたぶんサノスが 2 つの宇宙を繋ぐテスト? だかなんだで巻き込んだのだと思うのだけど、マーベルユニバースに連れてこられて「ここどこだよ! 良く判んねえけど俺の WAR WORLD を作ってやるぜ!」とか息巻いてサーファーに殴られるサイボーグスーパーマン、逆に DC ユニバース側で街を破壊していてカイルに殴られるテラックス(良く知らん)、で、あと出てくるとは思ってなかったのだけどというかこのテの話だったら出てきておかしくはないのだけど、
パララックス登場! パララックス登場! キャーカッコイー。
元 2 代目(ゴールエンエイジのアラン・スコットを初代としてカウントする読者視点の数え方で、ランタン隊所属の地球人としては最初の)グリーンランタン、ハル・ジョーダン。壊滅した故郷を復活させるためにランタンの力を使ったら私的利用だとしてランタン隊に糾弾され、キレて反逆していろいろあってこうなっちゃったひと。元々最強のグリーンランタンだったらしいのだけどさらに強いらしい。後に『FINAL NIGHT』で太陽系の危機を救って死亡して、さらに後に復活したりもする。立ち位置的にはサノスの対の辺りかな。物語後半のクライマックスはなんかパララックスとサーファーが中心だった気もするが。一方カイルはサノスに騙されてパワーを吸われていた。
さて。グリーンランタンについてはいずれ一度語れる範囲で語ってみようと思うのだけど、簡単に言うとジェダイ騎士団というかウルトラ警備隊というかレンズマンというかそんな具合の宇宙を守護する警察機構所属の戦士で、パワーリングという指環を所持している。ここから緑色の光が投射されて、意志の力でおよそ何でもできる。空も飛べるしビームも撃てる。檻とか橋とか即席の道具を作ることも出来る。多くのランタンはそういったものを作るときも実用性重視のシンプルな形状のものを作ることが多いのだけど、5 代目ランタンのカイル・ライナーは元々イラストレーターだったのでデザインに凝る傾向があったりする。攻撃するのに普通なら拳とかハンマーとか作って殴る場面でブルドーザー作ったり、直接ビーム撃てば良いのに SF 的な光線銃作ってそこから出したり。具現化系念能力者みたいなもんで相性的にこの方がパワーがよく出るとかそんな理由があると思うのだけど、
仕事中のカイル。
サノスとお話するカイル。
こーゆー使い方はランタン隊から怒られたりせんのだろうか。どうでも良いけど。
DC/MARVEL: CROSS OVER CLASSICS IV
上段。『BATMAN BEYOND』#1、#2、#4。海星堂のリーフ箱で発見。数十年後のゴッサムシティを舞台に新世代バットマン、テリー・マクギニスの活躍を描く、日本では『バットマン・ザ・フューチャー』の邦題が付けられた TV アニメーションシリーズのコミカライズ。と思って買ったのだけど、コミックというよりも低年齢層向けの絵本だった様子。つか正方形な時点で気付け。
こんな具合。中 1 の英語の教科書とかにも使えるんじゃね? 的な簡単でたぶん正しい英文。大文字小文字も教科書通り(コミックの台詞は通常全部大文字で書かれてる。歴史的な理由があるそうな)。ストーリーもいろいろ細かい部分を端折ってて、父親の死亡とかすっぱり飛ばされてる。ウェイン邸でバットケイブを発見するテリー → よし、俺がバットマンをやるぜ! → 新バットマン誕生。そんな具合。
2 冊ずつ 2 回で計 4 冊出てる様子なのだけど、#3 の「NO PLACE LIKE HOME」だけが無かった。今後手に入る望みはあるだろうか。どうしても揃えたい訳でもないけど。