冬言響 / 日記

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『キングダム・カム』買い

邦訳版。Amazon マーケットプレイスで 2,919 円 + 送料 340 円。ちなみに定価は 2,400 円。ここ最近ほぼ毎日チェックしてて、ずっと 4,000 円越えだった中にある日ふっと出品されてるのを発見してほんのちょっとだけ迷ったけど購入。定価以下になることはまず無いだろ多分きっとおそらく。

ライター:マーク・ウェイド、アーティスト:アレックス・ロス。

ある事件をきっかけにスーパーマンがヒーローを引退し、他の仲間たちも引退したり姿を隠したりするようになってから 10 年後。世界には新世代のヒーローたちが台頭してきていたが、実のところパワーを持てあまして市民が巻き添えになったりすることも考慮せずに縄張り争いに精を出すヴィランの集団状態。ある日ついに 100 万人規模の犠牲者を出す災害が引き起こされ、それをきっかけにスーパーマンが復活を決意する。

物語はスーパーマン率いるジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ??スーパーマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュといった旧い世代のヒーローたち??及び彼らが制圧した新世代ヒーローからの転向者たち、転向しなかった者たち、スーパーマンと離別したバットマンが率いるグリーンアロー、ブルービートル、4 代目フラッシュ、6 代目グリーンランタンといった、Wikipedia ではアウトサイダーズと呼ばれる者たち、レックス・ルーサーやキャットウーマン、リドラー、ヴァンダル・サベジら生き残ったヴィラン(例えばアーカムアサイラム収容者たちとかはかなり初期の段階で新世代ヒーローたちに虐殺されてたりする。ジョーカーもスーパーマンの引退に繋がるある事件で死亡済み)によって結成された人類解放戦線と、4 つの勢力による乱戦に収束、登場人物の何人かが重要な選択を迫られるに至る??とそんな具合。

背景設定とか、ヒーローとはなんぞや、といったテーマは『バットマン:ダークナイト・リターンズ』『バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン』辺りと比較してみるといろいろ面白いのかニャア、と。とりあえず一読してみたけどとにかく登場人物が多いし(『ストライクス・アゲイン』なんかも同じように既存のヒーローがばんばん出てくるけど、一応紹介じみたものはある)いろいろ読み取れてない部分がありそうなので巻末の解説見ながら何度か読み返してみる予定。

一応気になった部分をちょろちょろと。

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街角のショーウィンドウ。右の方に『ウォッチメン』に出てくるホリス・メイソン著『仮面の下で(UNDER THE HOOD)』があったりする。左の方に見える『ALTERNATE EGOS』とか『BEHIND THE MASK』とかいうのも何かしら元ネタがあるんだろうか。

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某所で「落ち着きのなさは異常」とか言われてたフラッシュ。動きが速すぎて一つの次元に留まれず常に複数の次元に同時に存在してるそうで、ずっとこんな具合で揺れてる。Wikipedia にはバリー・アレンって書いてあるけどこのヘルメットは初代ぽいよなあ。巻末のキャラクター紹介には 超光速の力、スピード・フォースが具現化した未来のフラッシュ。歴代フラッシュ全ての精神を受け継いでいる。 とだけ書かれてる。

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レッドロビン。中のひとは元ナイトウィングでその前は初代ロビンだったディック・グレイソン。再起したスーパーマン率いる JLA に初期から参加。他のメンバーがだいたい空飛んで移動してる中、主にグリーンランタンに運んで貰ってる様子なのだけど、たまにどうやって飛んでるのか判らないシーンもある。

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キャプテン・マーベル。この物語のキーパーソンの一人。スーパーマンが超人代表、バットマンが人間代表ならば、彼は両者の中間。実写ぽく見えるかも知らんけど間違いなく「絵」です。アレックス・ロスすげえ。

そんな具合で。

明日辺り『BATMAN: BATTLE FOR THE COWL』が届く予定。まだ『BATMAN: WHATEVER HAPPEND TO THE CAPED CRUSADER?』の翻訳が 1/3 ぐらいしか終わってないけど。いやはや。

[Amazon]キングダム・カム