冬言響 / 日記

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(無題)

『ルール 5』。数日前にレンタル開始になった DVD なのだけど、タイトル通り『ルール』シリーズの第 5 弾なのかというと然に非ず、98 年の『ルール(原題 : urban legend)』の続編は現時点で 01 年の『ルール 2(Urban Legends: Final Cut)』と 05 年の『ルール 封印された都市伝説(Urban Legends: Bloody Mary)』の 2 本のみ。これらとは別に 02 年『ルール 3(Wishcraft)』と『ルール 4(Glory Days)』なんてものがあって、原題から想像付くようにこの「3」と「4」は『Urban Legend』シリーズとは無関係。互いにシリーズですらない。販売元のジェネオンが(?)勝手に付けた邦題な訳ですな。

1 と 2 が出た後に何を考えたのか全く関係無いどこぞの未公開映画を拾ってきて「3」とタイトル付けて出して、「4」に至っては映画ですらなく TV ドラマからの抜粋。らしい。ジャケットのデザインも「正伝」とそっくり。で、その後になって本家『Urban Legend』の第 3 弾が出てしまったものだから『封印された?』なんぞというサブタイトルを付けてジャケット裏のアオリには「シリーズ第 3 弾!」みたいな事を書いて何喰わぬ顔をしてリリース。一緒に並べると「1」「2」「3」「4」が正統なシリーズで『封印?』は外伝かヘタすると便乗パクリ映画だとすら取られ兼ねない訳だけれども実態は逆、と。

で、それで懲りたのかと思ってたらおもむろに今回の「5(原題 : Hangman's Curse)」のリリースと相成った訳で、もう何を考えてるのかなあ、と。未公開 B 級映画をリリースする際にその時のメジャーな話題作を彷彿とさせる邦題付けたり(最近の判りやすい例は『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト』リリース直前の海賊モノ大量発生。アレはもう笑うしかなかった)全く無関係な別々の作品にシリーズっぽい邦題を付けたり(アルバトロスが良くやる。『ブルーサヴェージ セカンドインパクト』とか。それはそれとしてアルバトロスは面白邦題の宝庫なのでその辺りタイトル眺めるぶんには楽しいが。でも内容とかけ離れてる事が判りきってるので観る気には全くならない。あと原題がジャケットに書いてないのでたまに本当に続編だったりする場合でもスタッフ名とか見比べないと判断付かない。ウザい)ってのは良くあるけど今回みたいな悪質な詐欺行為はそうそう無いよなあ、と。元の制作者とかは訴えたりとかせんのかなあ。とりあえず通常シリーズもののリリース時には前作も一緒に新作棚で陳列するのだけどこの作品に関しては「3」と「4」だけ持ってきて「正伝」3 つは元の場所に置いたままにしてみた。説明の POP でも作るべきだろうか。

ちなみに俺はこの「シリーズ」は全く観てない(だって怖いの嫌いだし)ので作品そのものに対する思い入れとかは全くありませんが(無ぇのかよ)。

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(アフィるのかよ)