冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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無計画観光技術者・鍛え

もとい、北へ。

というわけで月-金で突発的に北海道など行って来ました。無計画観光術者なので事前に行ったことは

ぐらいですかね。あとはブックオフで北海道のガイドブックを 1 冊購入。2006 年刊の本で定価 1,050 円だったのが 600 円。まあ結局現地着くまであんまり読んでないのだけど。それとあとボンボヤージュの『新 旅ボン 北海道編』という本も買って読んだ。このシリーズはイタリア編と沖縄編もあって立ち読み済。そのうち買うかも。

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というわけで出発当日。欧州放浪の前に買ったスイッチバッグに着替えや各種充電器を適当に放り込んで中部国際空港通称セントレアへ。飛行機へのチェックインは予約で送られてきたメールからあれしてこれして進めていくと最終的に QR コードが表示されるので預入荷物カウンターで提示すればオッケーです。預入荷物が無い場合は自動チェックイン機で、席を事前に指定した場合はそれすらも飛ばして直接保安ゲートへ向かえば良いです。その場合はもう完全にペーパーレス。便利ですね? 提示する直前に携帯電話がフリーズとかかますと最悪ですが(帰りのチェックイン時にやらかしました)。ちなみに ANA では保安ゲートで無作為抽出による靴のチェックも行ってるのだけど見事にそれに当たりました。ちょっとレアな体験かも。そうでもないか。

飛行時間は 90 分ほどだったかしら。ゴバァーっと飛んで新千歳空港に到着。そのまま併設の駅から快速エアポートという電車に乗って札幌駅へ向かう。1,040 円。車両の外観とか雰囲気とか普段こっち(愛知)で乗ってる電車とは違うしそこから見える外の風景も心なしか違う雰囲気で、これはカナダ行ったときにピアソン国際空港からダウンタウンへ向かうバスに乗ってるときのことを思い出してテンションが微妙にうp。欧州のときはヒースロー空港から倫敦まで地下鉄だったのでそれが無かったので、飛行機で異国の地やなんかへ降りてそこからホテルなりなんなりがある場所まで向かう交通機関は可能な限り地下鉄よりも地上を走る電車とかバスとかタクシーとかの交通機関のが個人的にはお勧めかも知れません。これテストに出しますよろしく。

札幌駅に着いて、そこからホテルへ向かう。ホテルの案内には最寄りの地下鉄駅が書いてあったけど 2 駅程度なので歩いちゃう。札幌市内はなんか綿毛的なものが終始ぽやぽやと飛んでいる。調べてみるとポプラやなんかの種なんだそうな。ホテルに着いてチェックインして部屋に荷物を放り込んでしばしだらだらしてから外出。午後 3 時ぐらいかしら。駅周辺を考えなしに適当にうろうろする。エスタにある札幌ら?めん共和国内のお店でなんかホタテとか入ってるラーメンを食す。札幌=ラーメンという短絡的な関連付けが脳内にあったので食してみたわけですが、どうせならもっと寒い時期に来れば良かったかもなあ、と。その後もうろうろしてホテル戻って風呂入って就寝。

翌日。駅周辺のガイドブックに載ってるような観光名所を中心に攻める。テレビ塔やら時計塔やら北海道大学内のクラーク像(ポーズを取ってないほう)やら。適当にうろうろうろうろしまくったり地下街でカニだのエビだのホタテだの入ったラーメン喰って夜ホテルに戻り、明日以降の予定をぼんやり立てながら就寝。

翌々日。ホテルチェックアウト。駅方面へ歩き、一番最初に目に付いたトヨタレンタカーにアポ無し突撃。「車貸してください。明日の夜まで。一番安いやつ」というオーダーに対して今回提示されたのはダイハツの Esse。軽自動車ということで大丈夫かしらとちょっと躊躇したけどまあ良いかと借りる。乗ってみるとなかなか走りますな。普段乗ってるのが親のひとのスズキ Kei なのだけどそれよりよっぽど走る。札樽自動車道を通って小樽へ、さらにそのまま通りすぎて積丹岬の方へ、それも通り過ぎて神威岬へ。まあとりあえず岬は基本かなと。なんで積丹岬スルーして神威岬まで行ったかというと名前がカッコ良かったからです。行ってみると土砂崩れによる通行止めで岬の先っちょまでは行けず。ちょっと手前の高い位置にある展望台的なところから写真など撮る。海が超綺麗。この辺の海の青をシャコタンブルーとか呼ぶそうな。ラーメン喰ったときは寒い時期に来れば良かったと思ったけどこれ見たときは今の時期でしかも天気も良くて良かったと思いました。昼食は道の駅的なところでウニだのイクラだの入った丼を食す。2,400 円グェァー。うまいはうまいのだけど、この辺りでなんとなく悟ったてきたのが、名物的なものだから一応喰っとくかーと高い金出して喰ってはみたものの、別にここでしか喰えないわけでもこっちだと安いってわけでもないのだよなと。海鮮丼とか大須でも喰えるし。

その後小樽駅の方へ。適当に駐車場探して車を停めて、今夜は小樽を散策ー、というつもりでその辺をうろうろしてみたのだけど、少し歩いたら「一晩過ごすほとの街でもねぇな」という思いが湧いてくる。駅前も「ちょっと開けた田舎」的な雰囲気だし、ガラス細工の体験が出来るお店とかいくつかあったので誰かと一緒に来てたらどっかで何か作ってみるのも一興だったかも知らんけどひとりだし。あと適当なホテルが見つからず、ネットカフェの類も無い様子。車に戻って適当に地図を眺めて、支笏湖のほうへ向かってみることに決定、走りだす。

北海道でドライブ、っていうとドカンと広い空の下でズガンと広がる草原の真ん中をギャヒョンと真っ直ぐ伸びる道路って画が浮かぶかも知らんけど、今回は割と山道がメインになったのでそういういかにもな画にはならず。でもまあ楽しいスわ。単車で北海道ツーリングってのはあんま興味は無かったのだけどちょっとやってみても良いかなあという気になってきた。うーむ。支笏湖に着く頃にはやや夕方気味。なかなか良い写真撮れました。土産物屋だの民宿だのがいくつか集まってる辺りに来たのだけどだいたい閉まってる。高価そうなホテルはあったけどどうしたもんか。まあ最悪車の中で寝ても良いしー、と思いつつ、千歳駅が割と近いしその辺行けばホテルもネットカフェもあるだろうとそっちへ向かう。で、適当なネットカフェ見つけてそこで一泊。

翌々々日。ブックオフで買ったガイドブックに載ってた羊蹄山という山がカッコ良さそうなので向かう。支笏湖をぐるっと一周して行くと良いカンジかなと思って走ってったら通行止めになってて引き返したりしつつ。途中何か元は小さな小学校だった様子の敷地に羊が放牧されてる小さな牧場的なところがあったので外から写真撮る。中入っても良かったのだろうか、良く判らない。ナマ羊との接近は初めてだった(と思う)のですけど、あれですね、例えば日本語では犬の鳴き声は「ワンワン」とか猫は「ニャー」とか表記されるのだけどそれらはあくまでそんな風に聞こえなくもないかなという程度なのだけど、羊の「めぇ?」はそのまんまですな。本当にヤツらは「めぇ?」って言ってますよ。中に小さいオッサンとか入ってるんじゃないかってぐらい人間の言葉で「めぇ?」って言ってる。そんなことに感動しつつ羊蹄山のほうへ。カッコ良い。そのまま適当にあっち走ったりこっち行ったり、小樽から札幌まで今度は札樽自動車道使わずに国道 5 号で。十分走りやすいですわ。急いでるわけでなければ有料道路使うことないなー。リサイクルショップがあったので覗いたら良いカンジの腕時計があって超迷ったけど買わず。札幌市内に戻って羊ケ丘行ってクラーク像(ポーズ取ってるほう)見たりしてから、給油してレンタカー返却。

さて宿はどうしようということで、ホテル探そうかとも思ったけど昨夜ネットカフェで途中まで読んだ『ARMS』が気になったので今夜もネットカフェ。千歳と札幌で利用したこの 2 店のネットカフェはどちらも店内の設備とかスタッフの対応とかが、これまで利用したことのある名古屋や東京や神戸の平均値よりずっと高い気がするのは気のせいだろうかたまたまだろうか。この形式の店でちゃんと調理した食い物が喰えるところって名古屋市内にそうそうあるかな。無くも無いだろうけどフツーはフリードリンクとカップラーメンと各種スナックや菓子パンがあるぐらいだよなー。快適でした。

最終日。はまあ特に特筆すべきことはなく、適当に街をうろうろしてから空港行って飛行機乗って帰って来ました。

さて。事前にあんま細かく下調べはしないスケジュールも立てないというのが無計画観光技術者の矜持というかそんなアレなのですが、今回飛行機を考えなしに名古屋→札幌/札幌→名古屋で取ってしまったのはちょっと失敗だったかもなあ、と。名古屋→札幌/函館→名古屋とかそんな具合のオープンジョーにしておけばもう少し広い範囲を観光出来た。別に札幌から函館まで行って帰ってきても良かったのだけどその帰ってくる時間と費用は無駄だよなあと。今思えば『旅ボン』に載ってた阿寒湖の近くのアイヌコタンとか超興味深いし。今度また行く機会があったら名古屋→函館/女満別→名古屋とか、まあ直通便は無いぽくて結局札幌を経由することになるのだけど、そんな具合のルートにはしたいです。まあでもその前に次は沖縄か香港か台湾ですなー。いつになるかは知らない。