冬言響 / 日記

アメコミとか映画とか音楽とか猫とか単車とか自転車とか革とか銀とかジーンズとかブーツとか今日喰ったものとか。

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翻訳

一応それっぽいと言えなくもないかも知れないということを一概には否定できない気がそこはかとなくする可能性が(超略)ようなことをやってみて気づいたのだけど、小説とかの翻訳って英語が出来れば良い訳じゃなくて、その登場人物が物語の中でどのような役割なのかとか正しく把握して口調を決定する、って作業が要るんだよなあ、と。そしてその作品がそれ 1 本で完結しているものならば全体を読んで決定すれば良いのだろうけど、アメコミとかシリーズ物の映画とかだったりすると過去にどのような扱いをされていたのか、ってのを調査する必要も出てきたりする、と。

前回ぶんで言うならば、アルフレッドやセリーナ・カイルなんかは他の邦訳作品でも見てるしそしてその通りの口調で良いんだろうけど、ジョー・チルについては全く知らなくて、チンピラらしいからチンピラ口調で良いのかも知らんけど(ex.「いいや、皆今来たところさ、ミス・カイル」)、一介のバーテンダーを演じてるようにも見えるのでですます調ぐらいにはした方が良いのかも知らん(ex.「いいえ、皆今来たところですよ、ミス・カイル」)。出番はあれだけっぽいのでそこから判断しなくてはいけない。

さらにパラパラとめくってみたところでは、他にリドラーとかトゥーフェイスとかジョーカーとかクレイフェイスとかラズ・アル・グールとかポイズン・アイビーとかスーパーマンとかロビンとか名前知らんひととかいろいろ出てきて好き勝手に喋るので、翻訳者はそれら全員のキャラクターを把握しておくことが求められる。そういった意味で地味に翻訳の難易度高いんじゃないだろうかこの作品。

とかなんとか。