冬言響 / 日記

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『スーパーマン:アースワン』『バットマン:アースワン』買い

なんかアメコミ買ったの久しぶりな気がする。最近は邦訳がガツガツ出ててもう DC だけに限定しても把握出来なくなってきて大変よろしい。『ジャスティスリーグ:誕生』は買おうかどうか迷ってるんだけど原書のデジコミでだいたい話も把握出来てるから別に良いかなーとも思ってる。『バットマン:梟の法廷』と『ダークナイト:姿なき恐怖』はまあ良いかなと。

で、『スーパーマン:アースワン』。スーパーマンの物語をより現代的な設定で新しい解釈で描いた、リブートでもリランチでもないリメイク。「アースワン」はニューアース以前の正史世界である「アース 1」とはまた別の、2008 年?2009 年のクロスオーバーイベント「TRINITY」のラストで生まれた新しい世界。今後も発展していく予定があるようなので「フラッシュポイント」の影響を受けていない、DC マルチバース群とはやや離れたスタンスの世界観てことでよろしいのかな。知らん。

滅び行く惑星クリプトンの最後の生き残りで地球に送り込まれたカル=エルが地球人クラーク・ケントとして成長し、その力をどう使ったら良いものか判らないままなんとなくメトロポリスに上京して自分探しじみたことをしてたら侵略者が地球にやってきて色々あってスーパーマンとしての使命に目覚めてみたりしましたよ、と。

ペリー・ホワイトもロイス・レーンもジミー・オルセンも出るし巻末の新聞記事でラナ・ラングの存在も仄めかされている。敵キャラクターは完全新キャラだけど背後にもっと強大な敵が居る様子で、まあきっとあのひとか或いはあのひとなんだろーな、と。

コスチュームの素材が赤ん坊のカル=エルを包んでいた毛布だってのはリランチ前から継続だけど「S」のシンボルマークがエル家の家紋であるという設定は無しでマーサ母さんの趣味。色が派手なのは元からで染色を受け付けなかったから。コスチュームが派手であれば人はそっちに注目して素顔をあまり意識しない、ただしマスクをしてしまうと人に恐怖を与えかねないのでそれを避けるためにあえて素顔を晒す、てのはこれは「アースワン」の新しい解釈要素ってことで良いのかな。なかなか。

去年の 10 月に続編が出たとのこと。今後も続いてもしスーパーガールが登場するようだったらコスチュームはリランチ前準拠だと良いなー、とか。

んでもうひとつ『バットマン:アースワン』。同じく現代的な再解釈で描かれたバットマン。バットマン自身の基本設定は従来通りなんだけどそんなことより(主人公捕まえてそんなことて)アルフレッドのキャラクターが大幅に刷新されていて一言で言うと非常にカッコイイ。元英国海兵隊員で片足が義足の百戦錬磨の初老の男ってカンジ。まあ正史世界のアルフレッドも若い頃に 007 みたいなことやってたんじゃないかと俺は信じてるんだけど(あくまで俺の妄想)。

他登場キャラクターはジム・ゴードンとバーバラ・ゴードンは概ね従来通り。フォックスは社長とかじゃなくて下っ端。ハービー・ブロックもアルフレッドと同じく大きく刷新されてるけどラスト見てるとだんだん従来通りになっていきそうな。新キャラクターはハービー・デントの双子の妹とか。敵なペンギンだけど結構変わってて最後に死亡。次作にはリドラーの登場が仄めかされている。バーバラがバットガールやる気マンマンだけどロビンは気配も無し。

解説によるとこの「アースワン」シリーズはワンダーウーマンが水面下で企画中とのこと。その後もグリーンランタンとかフラッシュとか出していってジャスティスリーグまで扱ぎつけて欲しいニャー、と。とりあえず原書の『SUPERMAN: EARTH ONE vol.2』買うかどうか検討。

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↑ vol.2 原書。