冬言響 / 日記

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そうそう頻繁に変な時計を衝動買いするべきではない(FERO Feldman)

そうはいっても近場に良いカンジのリサイクルショップ(倉庫っぽい建物に所狭しとガラクタが並んでて足の踏み場もないぐらいで店員もおっちゃんおばさんの家族経営っぽい店)を発見してしまったら、まあ覗くじゃないですか。時計は無いかなー、と見回してみたら、ショーケースの中にじゃらじゃらと詰め込んであるじゃないですか(本当に「詰め込んである」って具合。値札とか裏返ってたりするのもあるし、売る気あるんかね、的な)。食い入るように覗き込んでたら、おばちゃんから「開けましょうかー」とか言われて、したら一応開けて貰って、気になったのをチェックするじゃないですか。それが機械式で、お値段もまあ手頃だったら、まあ買うじゃないですか。一期一会ってやつですよ。

という訳で。

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FERO Feldman というスイスのメーカーの手巻デジタル。個体名とか型番とかは不明。3,500 円。

この FERO Feldman というメーカーに関しては、

ということだそうで、あんま情報が無いのだけどとにかく怪しい中華ムーヴメントとかではなく、クォーツショック以前の、こう言って良ければ立派なヴィンテージウォッチである様子。まあそうお高価いものでもないけど。

とりあえず正に「変な時計」。

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アップ。窓が 3 つあって、左が「時」、上が「分」、右が「日」を表し、中央の「秒」を表す矢印が回転する。見せてもらうときお店のひとに「見にくいよー」と言われたが「こーゆー変なの集めてるんですよ」って言ったら納得された。

左の「時」に「18」と表示されているのがお判りだろうか。そうです、なんと 24 時間表示なのです。デジタルつっても普通の針時計用のムーヴメントに針の代わりに文字を印刷した円盤を取り付けただけだろうと思ってたのだが、ちゃんとこれ用に設計されたムーヴメントてことなのかも知れない。良く判んね。この写真だと割とはっきり「18」って読めるけど、腕に付けてフツーに見るとこころもち左寄りになってて「1」が隠れて「8」に見えたりしてしまう。

このテのデイトウォッチだと竜頭が 2 段階に引き出せるようになってて、1 段階引き出した状態で日付を、2 段階目まで引き出すと時刻を調整出来るようになってるものだと思うのだが、この時計は 1 段階にしか引き出せない。仕方ないので時刻調整で何度もぐるぐる回して日付を合わせたのだが、何か操作法があるんだろうか。また気になるのはそうやってぐるぐる回してると日付がなんか午前 9 時ぐらいの半端な辺りで切り替わる。フツーは午後 9 時ぐらいから午前 3 時ぐらいまでの 6 時間ぐらいでゆっくりと切り替わっていく(だからその時間帯には日付を操作してはいけない)もんだと思うのだが。操作せずに自然に時間が過ぎていった場合にどう切り替わるのかしばし観察。

自動巻きではなく手巻なので手でぜんまいを巻かなくてはならないし、巻かないと付けて歩いててもぜんまいが切れたら停まる。また自動巻きならいっぱいに巻いた状態からさらに巻いても滑るだけなのだが、手巻は無理に巻くとぜんまいが容赦なく切れる(1 つ前の文の「切れる」とは違う意味で)。何故か手巻時計のぜんまいを巻く回数は 40 回と決まってるようなので、ゆっくり慎重に回していったら、ちょうど 40 回でぜんまいが重くなった。たぶんここが限界。まあここまではっきり重くなるならそう神経質に巻かなくても大丈夫かな、ぐらいの。

メタルバンドで、一応着けることは出来るのだけど余裕が無い。指 1 本入るぐらいの余裕は欲しいところなので、何か社外品の革バンドとか買って来て交換しようか。

追記。

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深夜を回ったところ。日付は「29」のまま。「30」に変わりかけてるとかそんなこともない。で、それよか時間のほう。「24」て。「0」じゃないのかよ。あと写真は撮らなかったけどこの 30 分ほど前の状態だと「23」の上半分と「24」の下半分だけが窓に出てる状態で読みにくいことこのうえなしって状態だった。うーむ。